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実存浮遊

映画やアイドルなどの文化評論。良い社会になるために必要な事を模索し書き続けます。

震災のジレンマ 

日本は震災のジレンマに陥っている。


1)政府は重大な予測を手にしているとしよう。
2)発表し、国民に知らせることで被害が最小で済む。
3)だがもしその予測が外れた場合、国民から最大限の非難が来る。
4)その非難により、先の選挙で大敗が予測される。


果たして政府は重大な予測を発表できるだろうか。

できない。
なぜなら政府は選挙で勝つことが動機付けられている。
選挙で勝つことで国を良い方向に向かわせられる(と思い込んでいる)政府にとって、選挙で負けることは許されません。

だけど、重大な予測を発表しないことで国民の多くを失うことは、選挙も何も無い。国そのものが無くなる可能性があるので、選挙にこだわるのは馬鹿げてます。

でも国民からの非難を恐れて予測を発表できない。


これが「震災のジレンマ」です。


大事なのは、政府が重大な予測を外したとしても、国民が非難しないことです。

非難せず「外れた。良かった」と政府をたたえることで、政府は重大予測発表の動機付けを得られます。
そして予測が当たった時は、国民の被害も最小で済む。


何が言いたいかというと、国民は馬鹿だってことです。
計画停電に翻弄され、結果計画停電が中止された時に「なんで中止したんだ!!」などと怒り出す馬鹿さを持ってる限り、政府は重大な予測を発表できない。


国民の教育をしてこなかった政府の怠慢が、政府自身の首を絞めている。
結果日本は滅びてしまった。
愚かしいことだ。

勉強しよう。勉強勉強。

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テーマ: 哲学/倫理学 - ジャンル: 学問・文化・芸術

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