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実存浮遊

映画やアイドルなどの文化評論。良い社会になるために必要な事を模索し書き続けます。

自分の身体は誰のものか 

未成年の脳死が認められ臓器移植が行われる。

今回異例なのは、本人の意志とは関係なく、親の判断で臓器移植が決定されたことだ。


問題点は2点。

・自分の肉体はどこまでが自分のものなのか
・臓器が生きていればドナーは生き続けているといえるか


親の判断。親の思い込みで「臓器提供して助かる人がいるならそれを望む子だった」と我が子の性格を決める。
いつまでも子供は子供のままで、判断はくだせないという風潮を決定付ける。
子供は親の言いなりというわけだ。

20歳過ぎてもガキのままな奴もいれば、未成年でも大人な考えを持つ奴もいるのに。


脳死が人の死だと認められた。


一人の死によって五人が助かる。
まさに功利主義の考えだ。
でもここで大事なのは、「本人は5人を救う気が無い」ということ。

我々は一人の少年を殺したのだ。


自分で手を下さなくて良い場合。
功利主義としては一人を犠牲にして五人を救おうとする。

でもそれが当事者だったら。
目の前で瞳を閉じて寝息を立てる我が子に対し同じ判断はくだせるだろうか。

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テーマ: 日記 - ジャンル: 日記