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実存浮遊

映画やアイドルなどの文化評論。良い社会になるために必要な事を模索し書き続けます。

不完全さが輝きを帯びる 【20120609.東武動物公園観戦記】 

■ 『モバイルサイト会員限定!ポイント終了感謝祭』『独占!ももクノ60分 vol.3』


東武動物公園に行ってきました。
雨だけど心はウキウキ。
ももクロライブ初参戦がももクノとは縁起がいいや!!

前回までは時を司る女神れにちゃんがセットリストを考えていたのですが(『サンタさん』2曲連続とかぶっぱなしてて、かなりロックなセットリストだったそうな)、今回はお客様の声を聞いてその場でセットリストを作るという、これまた攻撃的でロックな展開。


ツイッターのフォロワーさんのおかげでももクノ2部に参戦することができました!!

ももクノの前にクローバーポイントイベントをやるということなので、生歌だけでも聞こえてくればいいなぁ、と思い早朝から出向く。

電車を乗り継いでいくと、徐々にカラフルな格好の者たちが増えていく。
そう。これから5色入り乱れるお祭りなんだ。

動物園の入口に行くと待ち合わせしていたフォロワーさんを目撃。
赤いランドセルを背負い、赤い衣をまとい、赤い覆面マスクを被っている。
これで逮捕されないのだから日本は平和だ。

この青年は静岡県から車でこの日のために来たそうな。
お連れ様もいらっしゃる。

さっそく入場するもあいにくの雨であまりよく見て回れない。
赤いランドセルで赤い覆面の青年を隣に歩く普通のおじさんである僕。
軽く『弱虫ペダル』の話などをした。
(最新23巻が泣ける。真っ赤なスプリンター鳴子章吉の晴れ舞台だ)


ステージに近づくとすでに人だかりが。
クローバーポイントを所有してなくてもタダで見れる構造になっている!!
さっそく無銭エリアの最前列に走る。

木の枝とか建物の柱が邪魔だけど、ステージは視認できる。
あそこにももクロちゃんが立つの?
嘘だろ。

今年の2月に『ももクロ試練の七番勝負vol.2』のVSテレビの回に参戦しまして、その時も現実感がなかったけど、今回も現実感が無い。
(その時もフォロワーさんに譲っていただいた。ツイッターすごい)


その後クローバーポイント所有者の方々が場内へ。
どうやら大量保持者はサイン入り折りたたみ椅子がもらえるらしい!!
すごい!!
しかもステージのすぐ下で見れる!!
すげぇなー。


以下さらに長文になります。
というか文脈読みになります。
単純なライブレポを書けない僕。
もう体質みたいなものですね。

感想なんて「踊ってるれにちゃんすげぇ」ってぐらいですので。
ずっと「れにちゃん!れにちゃん!」って叫んでました。
そしたら終わってました。

なので感想はそこそこに、以降はいつもの文脈読みにシフトします。

ももクロもモノノフも最高!!


■ れにちゃんからのメッセージ


モバイル会員限定のポイントイベントでは、6人の「ももいろクローバー」時代からのファンが集まりました。
どうやらZ以降ファンではなくなってしまった方もいるそうで、客席は同窓会のようだったそうです。


セットリストはれにちゃんが考えたみたいで、多くのファンは「昔のファン向けに古い曲をいっぱいやるんじゃないか」と思っていました。

ところがフタを開けてみるとZ以降の曲ばかり。
1曲目が『みてみて☆こっちっち』です。

以下セットリスト。


1.『みてみて☆こっちっち』
2.『キミとセカイ』
3.『DNA狂詩曲』
4.『キミノアト』

自己紹介(杏果ちゃんだけ旧バージョン)

5.『オレンジノート』
6.『スターダストセレナーデ』
7.『ワニとシャンプー』


これはあきらかにももいろクローバーを支えてくれたファンへのメッセージだろう。
離れてしまったファンに対して「みてみて」と語りかける。

そして『キミとセカイ』では「わたしの中覗いてみて」と語りかける。

『DNA狂詩曲』では「君を好きでいてあげる」「君は僕の鏡 僕の心 僕の昨日と今日と明日」と伝える。

『キミノアト』では「君が好きだよ 君だけがただ好きだよ」と伝える。

『オレンジノート』では「誰でもない君だけだから迷わない」「伝えたい ただ伝えたい 君が好き ただ伝えたい」と訴えかける。

『スターダストセレナーデ』では「ノートの隅 書いてある 10年後の僕らの夢 君がいるから揺るがない」とかつて一緒に夢見た想いと、現在ある姿はあの時支えてくれたからだ、と感謝を伝えている。


完璧なセットリスト。
昔からのファンに向けての感謝しか無いメッセージ。

これらは我々新規ファンの代弁でもある。

僕たちはあなたがたがももクロちゃんを応援してきてくれたからこそ今こうして応援できている。
そこには感謝しかありません。
ももクロちゃんを支えてくれてありがとう。

そしてそれはももクロちゃん達自身が一番よく知っている。


最後に『ワニとシャンプー』をもってくるのは前山田イズムなのか。
叙情的なメッセージの中にインパクトのあるフックをガツンと入れる。


僕はこのセットリストからは、キミ=古くからのファン、という構図しか見出せませんでした。
「キミ」に対するメッセージが含まれた曲をこれでもかと歌い上げる。


参加者の中には、「Z以降の曲はわかんないからやらないで欲しい」との声も挙がったようだが、そんなことは言わずにぜひ5人のメッセージを感じて欲しいと思います。


その後はマネージャーの川上さんが司会でプレゼント大会になりました。
ポイント上位者と、あとはじゃんけん大会です。

このプレゼントが実にくだらない。
だけどうらやましかったです。

あの空間だけ我々とは時間の流れ方が違いました。
当初はこんなイベントばっかやってたんだろうなぁ、とほほえましい気持ちになった。
ファンをいじって、どうでもいいようなもんにサインして持って帰るのが面倒だろうがお構いなし。
それでもみんなにこにこしてる。

数年前はこんな幸福な時間を過ごしてたんだろうなぁ、とそう思わせる空間でした。


川上「くだらないものを喜んでもらってくれたじゃないですか」

あくまで川上さんは「昔となんら変わってませんよ」と訴えている。
メンバーも歌で「キミ=昔からのファンのみなさん」のおかげです、と伝えている。
そして「ももいろクローバーZ」になった曲を披露し、「新しいももクロを見てくれ」と訴える。


たしかにみんなで誓った紅白出場の夢はまだまだ叶えられてないけど、絶対に近いうちに出れる。
そう誰もが確信できるぐらいにまで成長しました。


あの空間。
あの時間の流れ。
あんなももクロちゃんの表情。
あんなマネージャーさんの接し方。
あの曲目。

すべてが僕たちではなく、かつてのファンの方々に向けられていたものでした。

「無銭エリアからでも見えるから萎えた」との声もあったみたいだが、そんなことはない。
これはあなただけに向けてのイベントだ。

「新しい曲知らない」という方もいたが、知ってるか知らないかの問題じゃない。
これはあなたに向けての曲だ。



じゃんけん大会で買ったらサイン入りすのこをもらえるなんて。
こんなにバカバカしくてふざけたプレゼントあるか。
でも昔からのファンであるあなただからこのノリをやれた。



ももクロは進化し続ける。
気を緩めるとあっという間に置いていかれてしまうような恐怖すら感じる。
できるだけこの奇跡の時間を味わっていたい。
だから、メンバーや運営からのメッセージは取り逃したくない。


でもこんな難しい言い回しなんかいらない。

「ありがとう」って言ってくれてるんだから「こちらこそありがとう」って返すだけだ。


■ 完璧さが最高とは限らない


独占!ももクノ60分 1部セットリスト

1.『ももいろパンチ』
2.『words of the mind』
3.『PUSH』

MC.杏果ちゃんれにちゃん

4.『CONTRADICTION』
5.『ラフスタイル』
6.『MILKY WAY』
7.『あーりんは反抗期!』
8.『シングルベッドはせまいのです』
9.『猛烈宇宙交響曲第七楽章「無限の愛」』
10.『We are UFI!!!!』


2部セットリスト

1.『Believe』
2.『全力少女』
3.『Chai Maxx』

MC.れにちゃん

4.『ももクロのニッポン万歳!』
5.『事務所にもっと推され隊』
6.『冷凍みかん』

MC.あーりん

7.『Hello...Good Bye』
8.『Dream Wave』
9.『最強パレパレード』
10.『行くぜっ!怪盗少女』
11.『走れ!』


1部は無銭エリアで全然見えないところで歌だけ聞いてました。
すごい雨で傘さしながらだったので、後ろに配慮して動きは少なめ。
ですが声だけは出しました。

『シングルベッドはせまいのです』の雑談パートが至福過ぎた。
アドリブだったみたいなんだけど、夏菜子ちゃんしおりんに言い返せなくて「ばーかばーか」しか言えないの。

『あーりんは反抗期!』も聞けたしUFIも聞けたし。
まさかユニットとかソロとかUFIは聞けるとは思ってなかったのですごく嬉しかったです。

「食べんな!!」


『CONTRADICTION』も聞きたかったので嬉しい。


2部はチケットで入りました。
立ち見だったので遠いし前の人大きいしでステージはほとんど見えず。

事務所に推され隊を聞けたのが嬉しかった。

杏果ちゃんの生「さしすせそ」。
ちゃんと言えてなかったです。
そのあとの「言えたもん!」がかわい過ぎた。
参った参った。


怪盗少女もやったんだけど、えびぞりジャンプ見えなかったけどナタリーの記事を見たら美しい写真になっていて一見の価値ありでした。
生で見たかった。

それにしてもキラーチューンの『行くぜっ!怪盗少女』よりも他の曲を聞きたい!って人が多いのがすごい。
B面とか全然関係無く、全員レギュラーみたいな感じだ。


その場で本日のセットリストを作る、ということで久しぶりに歌う曲もあり、歌い出しを間違えたり、最初の立ち位置を間違えたり、ダンスも手探り状態だったりと、完璧なパフォーマンスとは程遠いものでした。

でもこれこそがももクロの真骨頂ではないでしょうか。

このライブ感。
不完全さがあっても最高のパフォーマンスになりうる。
メンバー同士がアイコンタクトで助け合う姿。
支え合うみんな。

その象徴がラストです。

ラストは『走れ!』でした。

曲のラストの方で会場が暗転してみんなのサイリウムが輝く、という演出が美しいこの曲ですが、野外でまだ明るかったということもあり、暗転の演出はありませんでした。

そして60分で強制終了というこの企画。
タイマーがステージ上にあり、刻一刻と終了に向けて時間が減っていくのが目に見えてわかります。


『走れ!』の終盤の時点ですでに残り秒数がぜんぜん足りないのが会場のファン全員に伝わる。
メンバー内で一番気にしていたのはしおりんだったと記憶している。
しおりんのこういうところについては語り明かしたいところだが、それについては過去の記事ですでに触れているのでここでは置いておきます。


実際の演出上では暗転してみんながサイリウムを振っているところ。その後暗転が終わり5人が歌っているという場面です。その最中に無情にも60分終了。
音楽がすべて停止してしまいました。


でもこの瞬間に会場が完全に一体となった。


演奏の無い中、歌詞の続きをファンが大合唱。
メンバーもそのまま歌い続けてくれました。

僕は叫びながら泣いてました。


「このままでは終わらせない」

そんなみんなの気概が起こしたうねり。
ファン全員がももクロの背中を押す。
そしてももクロもそれに全力で応えてくれる。

普通に考えれば60分の企画として失敗だし、ただのハプニングでしょう。
完璧さからは程遠いステージと呼べるでしょう。


でもこれほどまでにみんなが一つになり、大きなうねりを起こし、感動を呼ぶ。
完璧なパフォーマンスが最高のパフォーマンスとは限らない。
不完全さこそが輝きを帯びる。

数秒後に何が起こるかわからない。
そして何が起きてもファンとメンバーが全力でそれを楽しむ。

これこそがももクロなのかもしれない。


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テーマ: ☆女性アイドル☆ - ジャンル: アイドル・芸能