実存浮遊
映画やアイドルなどの文化評論。良い社会になるために必要な事を模索し書き続けます。
2013.01.30 Wed. 23:36 :edit
教育とは何か
日本を立て直すのに何が必要か。
様々な事が考えられるが、真っ先に思い浮かぶのが「教育」です。
土台がしっかりしていないと建物はすぐに倒壊してしまう。
土台作りのためにも子供たちの教育法を考える必要があります。
大人たちがずっとダメということは、何十年もダメな教育法が続けられているという証拠です。
ももいろクローバーZのイベントをライブビューイングで見てきました。
教育評論家の尾木直樹氏をゲストに迎え「教育」をテーマにバトル(というかももクロを褒めちぎる)。
尾木氏も言っているように、教育には試行錯誤が大事です。
試行錯誤ということは何度も失敗する、ということです。
失敗は成功の母、という有名な言葉があり、日本人の誰もが知っているにも関わらず、現代は失敗を許さずに失敗した者の足を引っ張り地の底に引きずり下ろすような社会です。
生活保護費を切り下げる事に80%近くが賛成するような国は日本以外にはありません。
自分の力で生きられないような奴や、自分で勝手に失敗したような奴は救う必要がない、という空気になっているのです。
こういう思考を持つ人が増えていることからも、現在の教育が決定的に間違っているという事にほかなりません。
なので、失敗をいとわず挑戦することを推奨し、失敗を許容する人物を育てることが大事です。
尾木氏は今回のイベントで、暗記教育ではなく、物事の成り立ちから学ぶことで忘れない知識となるのだ、と説きました。
尾木ママキャラということもあり、ももクロ用にわかりやすいよう伝えたのでしょう。
「教育とは愛とロマンである」というフレーズもそうですね。
彼はゆとり教育推進派でした。
ゆとり教育というのは、自分が進む道を自分で歩むために必要なことを学ぶ、という教育システムです。
そのためにも学校と関係無い人と出会うことを推奨したり、テストの点とは関係無いことを学ぶことを推奨したりしてきました。
当然です。世界は広いのです。
ゆとり教育の失敗は、教師側に裁定する力量が決定的に欠如していたことが原因のひとつにあります。
正解など無いのに、親は相変わらず「いい学校、いい会社」を強要してくるので、正解を決めなくちゃならない。
結局時間割などの外面的なシステムのみ変更となり、中身がともなわないものとなりました。
しかも変化を嫌う日本人は教師の中にもこういった変更を良く思わない人もいたので、余計「ゆとり教育」は失敗していったわけです。
自分の失敗は人のせいにせず、周りも救済することで本人の成長を促す、という目的が、人のせいにしてばっかりの人たちのせいで結局崩壊してしまったわけですね。
なのでこういった大人たちが育たないようにするためにも教育を一刻も早く見直さなければなりません。
尾木ママはももクロに、「あなたたちはすでに多くの人を教育しているのだ。あなたたちの一生懸命さが多くの人を一生懸命にさせているのだ」と告げました。
ここにこそ教育の最も重要な部分があります。
教育というのは「失敗を恐れない人材を作る」にしろ「自分で考える力をつけさせる」にしろ、言葉で伝えるだけでは何も育ちません。
言って言う通りになるならば、日本はこれだけの識字率の高さを誇るのですから、とっくに素晴らしい国になっているはずです。
教育にとって何が必要か。
それは理屈抜きで人を動かす力強さです。
見ているだけで真似したくなるような人物。
こういう人こそが教育者なのです。
学生の頃を思い出してください。
得意になる教科というのは、好きな先生だったからじゃありませんか?
おもしろい人が何かをおもしろそうに教えてくれている。
なので我々はそれが何かを知りたくなるのです。
現代の不幸は、圧倒的に「理屈抜きで人を動かす人」が少ないことです。
ケツの穴のちっちぇ奴らばかりだからお互い足を引っ張りあって、お互い監視し合って生きづらくなっているのです。
今何が必要か。
それは自分の馬鹿に気付き、自分を馬鹿と認め、それらがほかの人に伝染しないようにすることです。
ちっぽけなつまんねぇ大人に縛り付けられて喜ぶ子供はいません。
馬鹿は黙ってろ。
ほかの人なんか気にせず、ただ自分の好きなことをすごく楽しそうにしている奴にこそ人は集まります。
そして自分だけの利益になるようなことは決してしない。
そういう人物を目指すべきなのです。
そうすることがゆくゆくは結果的に日本の教育を向上させます。
失敗を許容する社会へ。
一度の失敗で死ぬことが無い社会へ。
様々な事が考えられるが、真っ先に思い浮かぶのが「教育」です。
土台がしっかりしていないと建物はすぐに倒壊してしまう。
土台作りのためにも子供たちの教育法を考える必要があります。
大人たちがずっとダメということは、何十年もダメな教育法が続けられているという証拠です。
ももいろクローバーZのイベントをライブビューイングで見てきました。
教育評論家の尾木直樹氏をゲストに迎え「教育」をテーマにバトル(というかももクロを褒めちぎる)。
尾木氏も言っているように、教育には試行錯誤が大事です。
試行錯誤ということは何度も失敗する、ということです。
失敗は成功の母、という有名な言葉があり、日本人の誰もが知っているにも関わらず、現代は失敗を許さずに失敗した者の足を引っ張り地の底に引きずり下ろすような社会です。
生活保護費を切り下げる事に80%近くが賛成するような国は日本以外にはありません。
自分の力で生きられないような奴や、自分で勝手に失敗したような奴は救う必要がない、という空気になっているのです。
こういう思考を持つ人が増えていることからも、現在の教育が決定的に間違っているという事にほかなりません。
なので、失敗をいとわず挑戦することを推奨し、失敗を許容する人物を育てることが大事です。
尾木氏は今回のイベントで、暗記教育ではなく、物事の成り立ちから学ぶことで忘れない知識となるのだ、と説きました。
尾木ママキャラということもあり、ももクロ用にわかりやすいよう伝えたのでしょう。
「教育とは愛とロマンである」というフレーズもそうですね。
彼はゆとり教育推進派でした。
ゆとり教育というのは、自分が進む道を自分で歩むために必要なことを学ぶ、という教育システムです。
そのためにも学校と関係無い人と出会うことを推奨したり、テストの点とは関係無いことを学ぶことを推奨したりしてきました。
当然です。世界は広いのです。
ゆとり教育の失敗は、教師側に裁定する力量が決定的に欠如していたことが原因のひとつにあります。
正解など無いのに、親は相変わらず「いい学校、いい会社」を強要してくるので、正解を決めなくちゃならない。
結局時間割などの外面的なシステムのみ変更となり、中身がともなわないものとなりました。
しかも変化を嫌う日本人は教師の中にもこういった変更を良く思わない人もいたので、余計「ゆとり教育」は失敗していったわけです。
自分の失敗は人のせいにせず、周りも救済することで本人の成長を促す、という目的が、人のせいにしてばっかりの人たちのせいで結局崩壊してしまったわけですね。
なのでこういった大人たちが育たないようにするためにも教育を一刻も早く見直さなければなりません。
尾木ママはももクロに、「あなたたちはすでに多くの人を教育しているのだ。あなたたちの一生懸命さが多くの人を一生懸命にさせているのだ」と告げました。
ここにこそ教育の最も重要な部分があります。
教育というのは「失敗を恐れない人材を作る」にしろ「自分で考える力をつけさせる」にしろ、言葉で伝えるだけでは何も育ちません。
言って言う通りになるならば、日本はこれだけの識字率の高さを誇るのですから、とっくに素晴らしい国になっているはずです。
教育にとって何が必要か。
それは理屈抜きで人を動かす力強さです。
見ているだけで真似したくなるような人物。
こういう人こそが教育者なのです。
学生の頃を思い出してください。
得意になる教科というのは、好きな先生だったからじゃありませんか?
おもしろい人が何かをおもしろそうに教えてくれている。
なので我々はそれが何かを知りたくなるのです。
現代の不幸は、圧倒的に「理屈抜きで人を動かす人」が少ないことです。
ケツの穴のちっちぇ奴らばかりだからお互い足を引っ張りあって、お互い監視し合って生きづらくなっているのです。
今何が必要か。
それは自分の馬鹿に気付き、自分を馬鹿と認め、それらがほかの人に伝染しないようにすることです。
ちっぽけなつまんねぇ大人に縛り付けられて喜ぶ子供はいません。
馬鹿は黙ってろ。
ほかの人なんか気にせず、ただ自分の好きなことをすごく楽しそうにしている奴にこそ人は集まります。
そして自分だけの利益になるようなことは決してしない。
そういう人物を目指すべきなのです。
そうすることがゆくゆくは結果的に日本の教育を向上させます。
失敗を許容する社会へ。
一度の失敗で死ぬことが無い社会へ。