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実存浮遊

映画やアイドルなどの文化評論。良い社会になるために必要な事を模索し書き続けます。

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ももクロを取り巻く環境に対する不安について 



■ ももクロは嵐になれるのか、それともAKB化していくのか

ももクロが世界に感情を取り戻す。ももクロこそが我々を次のステージに進化させてくれる。ももクロ自体がインフラと化し閉塞したこの社会を刷新してくれる。これまでこのようなことを書いてきました。これは願望などではなく、本当にこうなるという確信を持っていたからです。3冊の本を出すことでそれが少しでも早まるといいな、という願いはありましたが、社会が良くなる波のようなものは感じていたのです。

実際ももクロはかなり知名度が高いと思います。メンバーの名前を言える人も増えているのではないでしょうか。
嵐のようになれる日が近づいてきているのかも知れません。
ですが僕はAKB化していっているような気がしてならないのです。
あらかじめ批判を回避しておきますが、これはAKB批判でもなんでもありません。AKBは熱狂的なファンを大量に生み出す一方で、「知名度はあるけどファンじゃない人」も大量に生みました。中にはAKBが嫌いな人やAKBファンが嫌いな人まで発生しています。
嵐も同じようにファンじゃないけど嵐のメンバーを知っている人は大勢います。ですが決定的な違いは「テレビを見るかどうか」です。
AKBが出ていても気にせずテレビ番組を見る人と、嵐が出ていても気にせずテレビ番組を見る人とでは大きな開きがあるでしょう。『VS嵐』は嵐ファンじゃなくてもザッピングしてそのまま見続けることはありそうです。『AKBINGO!』などはファン以外の視聴者はほかのチャンネルに変えるんじゃないでしょうか。

これは感覚的な話なのでいくらでも反論可能だと思います。視聴率だけみて判断するようなものでもありませんし。
それにAKBは現在の方法で数々の大記録を樹立していますし、おそらく今後これらの記憶を打ち破るアイドルもアーティストも出てこないでしょう。それぐらいのモンスターアイドルグループになっています。

AKBは「握手会」「総選挙」「メンバーの入れ替わりの激しさ」が特徴的ですが、ももクロはこれらを行うことができません。なので必然的に嵐を目指すしか道は残されていないのです。ですが嵐への道はとてつもなく険しいようです。


■ 映画『幕が上がる』の失敗

ここ最近の主な邦画の興行収入です。

『暗殺教室』 4億円
『ストロボ・エッジ』 3億3千万円
『テラスハウス』 2億5千万円
『幕が上がる』 1億3千万円
※追記1 キネマ旬報によると『幕が上がる』は4億達成したとのご指摘をいただきました。未確認ですがすごいですね!口コミの効果が出てきたのでしょうか。
※追記2 上記の4作品は初週の興行収入とのご指摘がありました。追記1は最終的な予想だそうです。

もちろんこれも単純な比較などできません。ジャニーズが出演していたり、人気漫画が原作だったり、人気のテレビ番組の映画化だったりと、『幕が上がる』よりも宣伝効果が高いものばかりです。
ですがご覧になった方は実感できる通り『幕が上がる』は映画としての質は高いと思います。少なくとも売らんかな主義の映画なんかよりは何倍も素晴らしい映画です。
ですが興行収入の結果がこれです。
127館も舞台挨拶をしたのに。観客の評価も高く、メイキングムービーも良かったのに。しかもあのももクロちゃんの映画なのに。

僕は「2年遅かった」と感じています。
学園ものを撮影するのも、女子高生の格好をしたMVを撮影するのも、KISSとコラボするのも、2年遅かったと思います。
みなさんは周りの人に必死にももクロちゃんを勧めたでしょうか。映画やCDを勧めましたか?僕は勧めてません。母親と知人に映画を勧めたぐらいです。ももクロの知名度に甘えてほぼ何もしませんでした。

もしこれが2012年の夏に撮影し、2013年の3月に公開だったらどうでしょう。
『Z女戦争』や『ニッポン笑顔百景』が発売されたぐらいの時期です。
そしてセカンドアルバムが発売される前に映画が公開、というタイミングになります。
どうでしょう。高まってきませんか?絶対に大ヒットさせなければならない、って思いませんか?
もちろんこんな空想な話はナンセンスでしょう。ですが2年遅い、というのが実感できたのではないでしょうか。
当然この空想には2年前にファンではなかった人達に通じづらいものなのかも知れません。


■ 小学生の時の校歌は覚えてるのに高校の時の校歌はまったく愛着が無い

ももクロにいつ出会ったのか、というのはとても大きな問題だと思います。
僕は2011年の夏に出会いました。ファーストアルバムを狂ったように聴きまくりました。なので『バトルアンドロマンス』に収録されている曲が流れると自動的に感情が昂ります。止めることなどできないのです。
これを小学校の校歌に例えます。
小学校の頃の校歌は大人になった今でもなんとなく覚えています。ですが高校の校歌となるとまったく覚えていません。メロディも歌詞も何も思い出せません。聞いた所で何の感情も湧かないでしょう。

僕にとっての小学校の校歌が『バトルアンドロマンス』であり、中学が『5TH DIMENSION』、高校がそれ以降のシングルと言えるでしょう。成長して大人に近づくにつれて校歌に対して斜に構えてしまうのです。高校生になって幼馴染と会った時に小学校の思い出話の方が盛り上がる、こんな感じでしょうか。
好きなシングルは「猛烈」までで、それ以降いまいちピンと来てません。PVもそうですし。

『バトルアンドロマンス』が高校の校歌に感じる人もいたようです。
こういうことを書くと必ず「古参がえらいのか」という議論をしたがる人が出てきます。ここでは好きな曲が何かについて話しているだけで、その一つのきっかけとして「最初に出会ったものが印象に特に残る」ということを書いただけであって、昔の曲の善し悪しを書いているわけではありません。
それに古参でも現在応援していない人はファンではないわけですし、昔を支えていたのは賞賛しますけど、今のももクロちゃんに必要なのは今の応援なわけです。
何も「グッズ買え、CD買え、出演番組チェックしろ」と言いたいのではなく、「ももクロが好きだしファンだよ」と言ってくれるだけで良いと思います。5人のことを想ってくれてるだけで良いと思います。ファンってそういうものなんだと思います。
新規ファンの古参嫌悪も、古参の新規蔑視もどちらも不毛なのでもうやめましょう。


■ スタッフの力の無さが顕著になってきている




五五七ニ三ニ〇 『半世紀優等生【MV Short ver. (先行公開)】』
約1,970,000回



青春賦(short ver.)/ももいろクローバーZ
約246,000回

『青春賦』のCD売上枚数が約70,000枚。3種なので単純に3で割ると約23,000枚が『青春賦』のフルバージョン付きとなり、この枚数を再生数に加算したとしても300,000回に及びません。
ももクロちゃんがせっかく全国飛び回って舞台挨拶をしまくっても世間様はまったくももクロに興味が無いようです。
それよりも「これってエビ中?」「五五七ニ三ニ〇ってココナッツサブレのことかよ」「かっこいい」という戦略の方が勝ったのです。
ももクロ宣伝部はただちに戦略ミスを反省して新たな策を練らないと今後大変なことになってしまうと思います。

ももクロは急激に売れてしまったのでスタッフの人数が少なく質も低いのかも知れません。その代わりに外部にいろいろ受注してしまい、そのため利権にがんじがらめになってしまったのではないでしょうか。
大々的に宣伝されているにも関わらず効果が薄いのは、スタッフにももクロを愛する人が少ないからなのかも知れません。ももクロの近くに居られる人達は親交を深めてビジネスパートナー以上に「モノノフ」として行動してしまうのかも知れませんが、それ以外の人はビジネスとしてももクロの仕事を進行しているのではないでしょうか。

土台がしっかりしない内からいろんなものが建てられていき、その建物自体の重さにより崩壊してしまうのではないか、こんな不安が頭をよぎります。
土台がしっかりしていて着実に大きくなっているのがハロプロです。
20年近いアイドル運営のノウハウがあり、しかもモーニング娘。の栄枯盛衰を経ています。

スマイレージからアンジュルムに改名してから初のシングル『大器晩成』は動画再生数約720,000回です。



モー娘。の最新シングル『TIKI BUN』が約1,870,000回です。




ももクロVSKISSの『夢の浮世に咲いてみな』が2,210,000回です。



セーラームーンの主題歌となった『MOON PRIDE』が6,340,000回です。
アニメの主題歌というのが大きかったのでしょう。



動画再生数に対してCD売上枚数は少ないです。一方モー娘。の『TIKI BUN』は初週で13万枚を超えました。ももクロは『Z女戦争』と『サラバ、愛しき悲しみたちよ』のみが10万枚超えです。
もちろんモー娘。は握手会や全6種など複数枚購入を推奨しているので、単純にCD売上枚数で優劣は決められません。
ですが日産スタジアムを2日間満員にするももクロと、長年リーダーを努めてきた道重さゆみの卒業公演で横浜アリーナを埋めた(つまり通常のコンサートでは埋まらない)モー娘。とを比べるとその差に違和感を覚えるでしょう。
「ももクロちゃんはこんなにがんばってるのになんでCDが売れないんだろう」と。

明らかに運営の戦略ミスでしょう。
アンジュルムの『大器晩成』のように良い曲は売れるのです。


ハロプロはファンからお金を搾取方策に長けています。つまりファンが気持ちよくお金を出しているということです。お金を出せば出すほど旨みがある。お金に余裕があるものは大金をつぎ込んで追っかけ、お金が無い人は在宅ファンとして動画を見まくったりラジオを聞いたりする。
労せずとも握手会などで会うこともできます。

一方ももクロ運営は方向性がちぐはぐです。
ファンの方を向いているようで、実際はファンクラブ会員を増やしたいだけのようです。
夏菜子ちゃんが「みんなを笑顔にするという分野で天下を取りたい」と広い視野を示して言ったのに対し、ファンクラブにだけ向いている運営はどうなんでしょう。

先ごろ「ファンクラブ3年継続更新特典」のアンケートが行われました。これまでは継続の度にピンバッジが送られてきましたが、今度は別のグッズにするようです。
アンケートに挙がっている項目がどれもいらないものばかりです。

そんなことよりも1分動画を毎週でも良いから復活させるとか、ダウンロードコンテンツを月一回のカレンダー以外にもっと増やすとか、季節報のような冊子を会員に送るとか、会員の誕生日の月に推しメンからバースデー動画が送られてくるとか、もっとファンクラブに対して愛着が湧く施策がいくらでもあります。
ぜひももクロ運営はハロプロファンクラブに入って学ぶべきです。ハロプロじゃなくても後輩のエビ中ファンクラブでも構いません。
大量退会に焦っているのかも知れませんが、「ももクロのことが好き」というファンの本質にもう一度立ち返っていただきたいです。


■ 芸能人のみなさんへ ももクロのファンって言いにくいですか?

最近芸能人のももクロファンっています?
僕がももクロを知った当初は南海キャンディーズの山里さんを筆頭にバナナマンの設楽さん、吉木りささん、北乃きいさん、ドランクドラゴン塚地さん、キングオブコメディ高橋さん、などなど、いろんな方面からももクロ好きという声が聞こえてきました。
今はどうでしょう。ももクロ好きと公言するのは共演した方たちばかりです。

それよりも女優の松岡茉優さんやマツコ・デラックスさんなどがモー娘。好き(ハロプロ好き)を熱く語る場面が増えてきました。
芸能人の中にももクロのファンはもう増えないのでしょうか。共演してしまったらファンと言いづらいしきたりのようなものがあるのかも知れませんが、それにしてもファンを公言する人を見かけなくなりました。

それと関連するかわかりませんが、ももクロのファン「モノノフ」は他のアイドルファンから嫌われているようなのです。
特にエビ中ファンやチームしゃちほこファンに嫌われているみたいです。
理由のひとつに「ももクロの方が上でエビ中やしゃちほこは下だと思っている態度が気に入らない」というのがあるそうです。


このように、今後このまま行くとももクロの弊害になるんじゃないかな、と思われるものを挙げていました。
そのどれもが見当はずれの指摘だったとしたら、これほど嬉しいこともないでしょう。
「さかもとは不安視してたけど、実際はかなりの勢いでファンが増えてるじゃないか」となるのが理想的です。
このままどこまでもどこまでも行けるところまで行きたいですね。

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