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実存浮遊

映画やアイドルなどの文化評論。良い社会になるために必要な事を模索し書き続けます。

実写版ジョジョの奇妙な冒険の謎 

「原作レイプ」なんてはしたない言葉は使いませんし、実写化により原作を改変させられたところで原作の素晴らしさが翳ることはありません。
むしろ、原作の輝きはやはり絶対なのだと確信できるでしょう。やはりジョジョという漫画は物凄いのだと。


この映画で原作に興味を持つ方が増えたらとても嬉しいです。



以下ネタバレを含みます。







まず映画としてテンポが悪過ぎます。
セリフの言い方にこだわっているのか、出来事に対するスピードを殺してしまってます。
それが顕著なのが虹村形兆を倒す場面です。
原作では発射されたミサイルをクレイジーDで治すことで形兆にミサイルを撃ち返す展開です。
形兆はバッド・カンパニーへの命令が間に合わず爆撃を喰らいます。
実写版の場合、バッド・カンパニーに「一度出した命令は覆らない」という設定が足され、そのせいで形兆に戻ってくるミサイルへの射撃命令が通らずバッド・カンパニー達はオロオロします(オロオロする兵士たちはかわいかった)。

更には、仗助は康一に「時間を稼いでくれたおかげで」ミサイルを治せた、と言うのです。
体感時間で3分ぐらいしゃべってた気がしますが、この間延びした演出は映画として爽快感を失ってました。


ラストはなんとシアーハートアタックに形兆は殺されてしまいます。
口の中にいる爆弾を見て「ザ・ハンド使って取り出せよ」と多くの原作ファンが思ったことでしょう。
シアーハートアタックは原作では体温に近づくと爆発するので、形兆の身体に1分以上いたのは取り出す絶好のチャンスだったのに。
しかもシアーハートアタックを削って消滅させれば本体の左手を無くせたのに。
億泰は最大のチャンスを逃しました。

シアーハートアタックはその場にいる人全てを爆破してから本体に戻るものだと思うのですが、本体はどうやって形兆だけを判別し弓と矢と形兆を始末し、他の3人を残して戻っていったのか疑問です。


他にも、アクアネックレスに追い詰められた状況で自身のスタンド能力を大きな声で公表する承太郎や、バッド・カンパニーごときに勝てないアンジェロなど、不思議な点がちらほら。
屋外は海外で撮影されたそうで、BGMも西洋の雰囲気なのでまったく日本らしさがありません。
「普段生活してる隣人が実は…」のようなゾワゾワ感も一切無く遠い国のお話のようでした。

あと人型のスタンドは半透明にしないで欲しかったです。


原作を知らない人がこの映画を観て、映画として楽しめたのか疑問です。

2章も絶対見たいと思わせる映画でした。
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