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実存浮遊

映画やアイドルなどの文化評論。良い社会になるために必要な事を模索し書き続けます。

私立恵比寿中学『大人は分かってくれない』PVとももクロの比較 

■ ももクロとエビ中のPV比較


私立恵比寿中学のPVを見ました。
通して見ると、『大人はわかってくれない』以前は「キングオブ学芸会」のキャッチフレーズの通り、演劇的な舞台設定や合唱的な意味合いが含まれます。

ですが『大人はわかってくれない』だけが異質です。
女子中学生がどのような世界観を持って日常を過ごしているかが描かれている。


「スカートの短さは青春の短さ。
ケーキのように舐めてたい、世界を甘く感じたい。
つけまつげで目を大きくして世界を見ようとしている。
痛くも痒くもないフリをして辛い顔を見せない。」


映像は土砂降りの中、制服で銃を持ちほふく前進をする姿が印象的です。

そして彼女たちはそれぞれ別の学校の制服を着ており、映像の中でも目を合わせることはありません。
円になって座っているシーンでも9人が背中合わせです。
つまり彼女たちはそれぞれ一人で立ち向かっているということです。
ほふく前進だったのが立ち上がって走り出すシーンは感動的です。
そして銃身からはクラッカーの紙テープが発射される。
中学生にとって社会は撃ち殺すべき対象なんかじゃなく、祝福すべきステージなのだ。

そして彼女たちは右から左へと突き進んでいく。

ももいろクローバーZの『猛烈宇宙交響曲第七楽章「無限の愛」』では左から右に向かってやってくる。
これは以前も書いた。

普通作品では主人公側は右に、敵は左に置く。

アニメ『スラムダンク』のオープニングでも湘北メンバーは左に向かって攻撃しているし、アニメ映画『時をかける少女』では真琴は右から左に向かって駆け抜ける。


だから「猛烈」ではももクロはあくまで敵役なのだ。

「僕のこと嫌いですか声は届きませんか?」



学芸会を押し出してきたエビ中にとって、『大人はわかってくれない』は大きな転換期になるのではないだろうか。
ももクロは「怪盗」で世界に飛び出したが、「Z女戦争」で高校生活に戻ってきた。
エビ中は学芸会の非日常から中学生生活に戻ってきた。


ももクロは再び日本を笑顔にするためにステージを広げている。
ももクロのカウンターとして今後エビ中がどうなっていくか注目したい。

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テーマ: ももいろクローバーZ - ジャンル: アイドル・芸能

この記事に対するコメント

さかもとさん:
ももクロとエビ中のPV対比考察、興味深く読ませていただきました!
アイドルではキワモノと言われていたももクロよりも、更に極めるのが
今のエビ中なのかもしれませんねww
エビ中一人一人はホント魅力的な女の子が揃っているので、名前が
売れたらアイドルの王道を突っ走ってほしいです!
それまでは事務所の方針もあって、いろんな試練やハードル、壁に
ぶつけられるでしょうが、あの9人なら突破できますよね!
落語界にもコラボしたりして、ももクロが作った敵無しロードも十分に
活用すべきでしょう。
AKBは事務所複合体で守備固めしてますが、別な地盤固めの方法
をスタダは開発しようとしてます。
エビ中はももクロほど完全アウェイで立ち回るほど力はないと思うので、
丁寧に育てて欲しいです!
長崎での生エビ中が楽しみです!!

URL | はんchanだZ! #mQop/nM.

2012/09/15 13:28 * 編集 *

PVの一コマ一コマを注意深く見るとそんな読み取り方が出来たんですね!
解説されないとそこまで読み取れませんでした!汗
そのグループ、あるいは曲がどんなコンセプトで作られているのかを分析することによってより理解が進むんだなぁって勉強になりました。

URL | アロエ #-

2012/09/16 06:46 * 編集 *

こんにちは。
最近エビ中も気になってちょくちょく聴いています。この曲は確かに異質、そしてPVが素晴らしいですね。
立ち上がり走り出す場面と銃口からの紙テープに感動します。制服がバラバラな事には気づいていませんでした!途中の、屋内で紙吹雪が降って柏木ひなたが顔を上げる場面では自分たちもまた世界に祝福されている事に気づいたのか?など色々考えてしまいました。
なんだかエビ中からも目が離せなくなってしまいそうです笑

URL | kak #-

2012/09/16 06:47 * 編集 *

はんchanだZ!さんへ

コメントありがとうございます!

> アイドルではキワモノと言われていたももクロよりも、更に極めるのが
> 今のエビ中なのかもしれませんねww

キングオブ学芸会とコンセプトが明確なので、路線を突き進みやすいと思うんですよねぇ。
学年ごとの出し物とかでユニットを組めそうですし(すでに組んでたら僕の知識不足です)。


> それまでは事務所の方針もあって、いろんな試練やハードル、壁に
> ぶつけられるでしょうが、あの9人なら突破できますよね!

ツイッターでフォローしているラインマーカーさんという方が
かなりエビ中考察が深いので、今後どうなるか早く考察文を書いて欲しいところ(笑)。
申し訳ありませんが9人覚えれてないっす(笑)。


> AKBは事務所複合体で守備固めしてますが、別な地盤固めの方法
> をスタダは開発しようとしてます。
> エビ中はももクロほど完全アウェイで立ち回るほど力はないと思うので、
> 丁寧に育てて欲しいです!
> 長崎での生エビ中が楽しみです!!

理事長によると事務所全員仲良いみたいですねぇ。
仲良きことは美しきかな。
敵を作るのではなく仲間にする。
ここはぶらさないで突き進んで欲しいです。

長崎行かれるんですね!
僕は交通費を考えた時点で終わりました(笑)。
ぜひ長崎を盛り上げてきてください!

URL | さかもと #-

2012/09/16 08:49 * 編集 *

アロエさんへ

コメントありがとうございます!

> PVの一コマ一コマを注意深く見るとそんな読み取り方が出来たんですね!
> 解説されないとそこまで読み取れませんでした!汗

こうでもしないと作品を楽しめない面倒な奴です(笑)。
ももクロもこんなかっこいいPVを作って欲しいんですけどねぇ。
そろそろPVに力入れてPVでも多くの人を魅了して欲しいです。
先日撮ったとされるPVってなんなんでしょうねぇ。
他のアーティストなのか。

URL | さかもと #-

2012/09/16 08:51 * 編集 *

kakさんへ

コメントありがとうございます!

> 途中の、屋内で紙吹雪が降って柏木ひなたが顔を上げる場面では自分たちもまた世界に祝福されている事に気づいたのか?など色々考えてしまいました。

そうですね。
あそこも印象的なシーンですね。
気付きを得たかのような演出でしたね。

> なんだかエビ中からも目が離せなくなってしまいそうです笑

メンバーも覚えれてない状態なので、あくまでももクロ論としてエビ中に注目したいと思います(笑)。

URL | さかもと #-

2012/09/16 08:56 * 編集 *

頑張ってる途中

こんにちは。いつも楽しく拝見しております。
私も、ももクロ経由でエビ中を見るようになったのですが、何時の間にか同じくらいの情熱でハマってました。

まだ、MXの番組内でオンエアされただけですが、この曲はストレートなアイドルソングで、かなりグッと来ました(「走れ!」や「オレンジノート」みたく)。

http://www.youtube.com/watch?v=C72xXhnQ4Ec


さかもとさんの、更なるエビ中論を期待しておりますw

URL | モノノフ兼任 #-

2012/09/17 09:59 * 編集 *

モノノフ兼任さんへ

コメントありがとうございます!


> まだ、MXの番組内でオンエアされただけですが、この曲はストレートなアイドルソングで、かなりグッと来ました(「走れ!」や「オレンジノート」みたく)。

情報ありがとうございます!
なんかエビ中らしくないですね(笑)。
右下の男性が気になって集中できませんでした(笑)。


> さかもとさんの、更なるエビ中論を期待しておりますw

あくまでももクロ論を語る上でのエビ中観察ですので(笑)。
ちなみに一推しぁぃぁぃ、二推しあやかちゃんです(笑)。

URL | さかもと #-

2012/09/17 12:20 * 編集 *

はじめまして。
何かの検索の折にたどり着いて以来、楽しく読ませて頂いています。
各種の考察に、そういう見方があったのか!と気付かせて頂くと同時に、
涙もろくなった自分にも気づかせて頂いている次第のおっさんです。

左から右へ向かう「猛烈」と、
右から左へ向かう「大人」の構図の違いですが、
さかもとさんは敵と味方での配置を軸にお話をされていました。

このエントリを拝読し、自分は、
「画面左が過去、右が未来」という構図に置き換え、
両者の曲をうすぼんやりと考えてみました。

未来へ希望や勢いと共に冒険を続けてゆくのが前者でした。
後者はわかってくれない大人たちのため、
大人たちの過去に向けて、自分たちは仲間であると報せ、
最後には祝福の、または目覚ましの号砲を鳴らしていました。
その号砲は未来に成長する自分たちに向けてのものにもなる筈です。

振り返ることの出来ない・似合わない前者と、
まだまだ色々な事に翻弄され宙を彷徨っている後者。
二組の立ち位置の違いと、そこに裏付けられた両者の魅力に
また気付かされたような気がします。

様々端折った上に拙い表現での自分語りで申し訳ございません。
加え、1年前の記事への長々としたコメント、失礼いたしました。
自分にパワーと時間が出来たら、自分でブログなりを立ち上げ、
ひっそり考察でも綴ってみようと思います。また楽しませて頂きます。

URL | kakko #-

2013/09/27 14:13 * 編集 *

kakkoさんへ

コメントありがとうございます!


> このエントリを拝読し、自分は、
> 「画面左が過去、右が未来」という構図に置き換え、
> 両者の曲をうすぼんやりと考えてみました。


なるほど。
おもしろい解釈ですね。
僕の感覚だと画面の左が未来で右が過去という感じです。
「大人」では過去を脱ぎ捨て未来へと向かう物語です。



> 様々端折った上に拙い表現での自分語りで申し訳ございません。
> 加え、1年前の記事への長々としたコメント、失礼いたしました。
> 自分にパワーと時間が出来たら、自分でブログなりを立ち上げ、
> ひっそり考察でも綴ってみようと思います。また楽しませて頂きます。


昔の記事でもコメントいただけると嬉しいです!
ありがとうございます!
ぜひ考察ブログ作ってください!
より多くの人がいろんな視点で語るべきなのです!

URL | さかもと #-

2013/09/28 09:30 * 編集 *

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