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実存浮遊

映画やアイドルなどの文化評論。良い社会になるために必要な事を模索し書き続けます。

高橋優『(Where's)THE SILENT MAJORITY?』は大多数を覚醒させる 

テレビ東京の深夜ドラマ『みんな!エスパーだよ!』の主題歌である高橋優の『(Where's)THE SILENT MAJORITY?』が耳にこびりついて剥がれない。

http://www.youtube.com/watch?v=smocFwf5O9g

このPVよりドラマのオープニングの方が数段かっこいい。


3分30秒しかないのに強烈に身体に食い込み、素肌を震わせ、昨日を打ち壊す。

この曲は自己批評的だ。
出だしで「ラブ&ピースを叫んでたロックンローラーは結局世界に愛と平和をもたらしてないじゃねぇかよ!」と突きつけるのだ。
そしてこの曲自体がラブ&ピースを高らかに宣言している。

セックスピストルズのように、ラブ&ピースを叫ばずともスピーカーからラブ&ピースが噴き出すような曲を目指したいができない。
それはおそらく現代の説明過剰な作品たちのせいだ。
バラエティ番組を見ればいちいち説明が入り、踊る大捜査線では不自然なまでに登場人物が説明的な独白をする。
この現代では「ぶち壊してやろうぜ!」という言葉が「愛してるぜ!」に聞き間違えることができないのだ。


この曲はロックではないのかも知れない。
ただ単純に高橋優がロックンロールを否定するためだけにロックの体裁を取ったのかも知れない。
いろんな奴らに声を掛け仲間を増やしてこのやかましく発狂しそうな静けさをぶち壊しに行こうぜと宣言する。

体制への反体制がロックだとするならば、この曲は反体制なんかじゃない。
体制に埋もれてしまってる奴らへの呼びかけだ。
つまり黙っちまってる奴らこそが真の体制なんだと叫んでる。
体制は腐ってる。
その下で息を潜めてる大勢こそが真の体制だ。

反体制としてロックを標榜していた奴らは結局体制側に踊らされてただけでその後吸収されてしまってるじゃないか!


どんな趣味嗜好の奴らでもいい。
ただ声を上げたいんだったらせっかくだから一緒にどうだい?と呼びかける。
それが高橋優のラブ&ピース。
みんな同じになる必要はない。
自分が愛だと思うものをただ叫んでりゃあいい。
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テーマ: 男性アーティスト - ジャンル: 音楽

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