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実存浮遊

映画やアイドルなどの文化評論。良い社会になるために必要な事を模索し書き続けます。

PIECEワンマンに寄せての論考 

ももクロ論壇第三弾『アイドル感染拡大』を執筆・編集するためのフィールドワークとしてライブアイドルを追っているのですが、今回はPIECEについて現時点での考察をまとめておきたいと思います。

まぁフィールドワークというのは体裁で、実際は追いたいから追ってるんですけどね。
(と自分のボケに説明しないと額面通りに受け取ってしまう人が多いようなのでしっかり書いてみました。なんてつまらないんだ!僕って「これ冗談ですよ」というのが伝わりにくく書いてるみたいです。宮沢章夫イズム)


PIECEは五人組の自称燃焼系ユニット。
「ユニット」ってグループ的な意味合いで良いですか?


先日PIECEの4thワンマンライブが行われました。

200人動員で初のPV作成という公約が掲げられたのですが残念ながら目標未達成。
リーダーの池城さんが悔しさをにじませ、それでもさらに前進していくという言葉を吐いた。

元々リーダーを目指し挫折した経験がある僕としては、この目標未達成というのが少なからず理解でき、池城さんの悔しさと相まって落涙してしまいました。

PIECEは初見の段階で誰もがリーダーの池城さんの存在に圧倒される。
僕は普段アイドルはちゃん付けで呼ぶのに池城さんはちゃん付けで呼べません。
人間的に素晴らしく自分が劣っているのがわかるからです。
(ちゃん付けしてる人が劣ってるということじゃないですよ)

年下なのにちゃん付けできない女性。
(年下だと劣ってるということじゃないですよ。というかいいかげん追記が邪魔ですね)


ド新規もいいところですが、現時点で僕からPIECEがどう見えているか書きたいと思います。

まずリーダーへの負担が大きすぎる気がしています。
運営がどうなっているのかいまいち見えていませんが、運営の少なさがメンバーへの負担となり、それらがさらにリーダー池城への重圧となっている気がします。
その意味で地下アイドルというのはまさに運営の大きさに左右されていく存在と言えるのですが、それは第三弾同人誌に論考を譲ろうと思います。

PIECEはおそらくいろんなジャンルからメンバーを集めており今の形となったと思われますが、このあたりも現在の人気低迷に影響を与えているような気がします。
僕の個人的な見方では、個人個人の突出した能力は枠に押さえ込んでしまうよりも、能力を特化させてメンバー全員バラバラに見えるようになっていた方が逆説的にまとまるのではないか、と思っています。

抽象的に言うと、目指すべきものに対し最適な形(例えば正五角形)にするために能力を押さえ込むより、まずはメンバーそれぞれの特徴を伸ばし、その頂点をひとつひとつ結んでいってできた形を「これがこのグループだ!」と打ち出した方がいいのではないか、ということです。
それが正五角形とは程遠いとしても、その歪みを我々ファンは楽しむ。時には欠けた部分をファンが補おうと勝手に動きます。


ここまでをまとめると、売れるかどうかは現時点ではわからない。だからみんなの能力を最大限に活かすことの方が大事だ、ということです。

PIECEは、元々がいろんなジャンルから集まったメンバーで構成されており、出発点が歪である以上、これを押さえ込むよりもさらに歪にした方がおもしろいのではないか、と思います。

「燃焼系ユニット」という言葉自体が定型化していく可能性があり、それは彼女たちのパフォーマンスの表現法にも影響されています。


数少ないライブ参戦経験から言うと、PIECEは劇団チックです。
ロック経験者のリーダー池城さんは客煽りなどがありロックというのがわかる。
でも他のメンバーからはロックとして客を殺してやろうという感じはさほど受けず、パフォーマンスとして会場を盛り上げるべきである、という感じを受けます。
そして振り付けも振りコピする客がいないことからもわかるように、一緒になって同じ動きをする、という楽しみ方ではなく、一緒にいっぱい身体を動かすことを推奨している。

それらが「PIECEのライブはこのようにするものだ」という形が出来上がっています。
なので「感情の発露=ロック」ではなく「決まった型=演劇」のように感じてしまう。

あえて説明しますがこれは良いか悪いかの話ではありません。

舞台に上がる以上は演劇的にならざるを得ない場合がある、ということです。
でも演劇というのは毎回同じ演技をします。
もちろんライブなので失敗などのハプニングはつきものですが、基本は同じ構成です。

精度が上がり失敗が減ることで演劇的な振る舞いがスキルアップしていく。
でもそれはライブ感が減っていくことを意味します。

これはライブとしての逃れられない宿命のようなもので、上達すればするほどミスは無くなるがスタイルが固定されてしまいいつ見ても同じ講演、ということになってしまいます。

テレビの生放送やライブというのは「1秒先に何が起こるかわからない」というのが魅力でもあります。
なので技量のスキルアップと、ライブパフォーマンスのスキルアップというのは別物として考えるべきなのではないか、と思っています。これはすべてのパフォーマーに言えることです。


それらの意味で先日のPIECEのワンマンでのソロコーナーは新たな光明が見えた気がしました。

僕の推しであるあやぴーは喉の不調からか歌声で本領発揮とならなかったのは残念ですが、それでもなんとかしてやろうという気概はすごみを感じました。
つまり「不測の事態」ですね。

アイドル担当の高橋ありさちゃんは思い切りアイドルを演じ、これまでのPIECEに無い風を持ち込んだ。

脱退が決まっている柳田絵美花ちゃんはエロいわヘドバンだわでもう会場はカオス状態。

特筆すべきは如月杏ちゃんで、彼女は普段ぽやぽやしてる感じなんですけど、ソロになった途端客を翻弄し始めました。煽り方はリーダーとは違いますがこっちも良いじゃん、という感じ。
リーダーはお願いする感じで会場を盛り上げるんだけど、杏ちゃんは罵倒する感じ。
「え?全然声ちっちゃくない?」みたいな。


なので今後はばらばらなメンバーのまま突き進んで欲しい。

曲はちっちゃくまとまった感じのものが多く、それよりもツギハギのようなパート割りにした方がメンバーの個性が伸びるのではないかと思います。

振り付けも観客が思わず振りコピしたくなるようなものも入れる。


となるとメンバーの自己紹介ソング、という事になります。
グラビアアイドルでもある柳田絵美花ちゃんが抜けるということで、4人になってしまうわけですが(個人的には新メンバー加入して欲しいですが)、そこで真似したくなる振りコピを入れた自己紹介ソングを作り、新たなPIECE像を打ち出して欲しいものです。


会場に脚立を立ててその上から愚民どもを睥睨する池城由美さまは、ライブ中でも踊らずに乗ってない客を赤く光る誘導棒で注意するだけの役でもいいと思いますけどね。

前衛劇団化していくことこそがPIECEの活路だ!

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テーマ: 日記 - ジャンル: 日記

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