07« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»09

実存浮遊

映画やアイドルなどの文化評論。良い社会になるために必要な事を模索し書き続けます。

『GOUNN』MVと私立恵比寿中学MVとれにちゃん 



ももクロ第10弾シングル『GOUNN』のMVが公開されました。

「GOUNN」MV


外国人が好きそうなイメージの映像ですね。

仏教をモチーフにしている感じですが、僕自身仏教に詳しく無く、歌詞もよく聞き取れないので単純にこの映像を見た感想でも書きます。

ちなみに僕の好きなMVは『Z伝説 終わりなき革命』で、最強にかわいいのは『サンタさん』で決定です。


『GOUNN』の冒頭で5色のボールが登場するのですが、これが前作のMVにも登場するということでいろいろな解釈が飛び交っております。
「BIRTH Ø BIRTH」MV

『BIRTH Ø BIRTH』では色を失い表情を隠した5人が踊っても荒廃したままの惑星が5色の飴になり、それを口に含むという終わり方をしました。
(実際これが飴かどうかは不明。公式に発表されてんのかな?)

続く『GOUNN』ではその飴が飛んでいるような映像から始まります。
なので一つの見解として「これは百田夏菜子の中なのだ」というのを目にしました。

ですが僕は百田夏菜子の神格視に反対なので違う解釈をしていきたいと思います。
(正確に言うと、神格視してしまうのは別にいいんですが、「百田夏菜子はすごいんだ演出」が嫌いということです。装飾すると彼女の魅力が損なわれるというか、人が何かに感動する、という根源を見失う気がするのです。この辺については絶賛発売中の「イルミナーレ ももいろクローバーZ音楽論」の拙文「覚醒から覚醒せよ」にて展開している気もするので実際に読んで確かめてみよう!)



僕は単純に5色のボールは「世界」を表していると思います。
『GOUNN』では5色のボールが飛んでいった先に、木になっているいろいろなボールが映し出されます。
つまり様々な世界が同時に存在する空間。それが『GOUNN』です。

ちなみにここでの「世界」とは人々が生活する社会空間としての「ワールド」ではなく、宇宙などありとあらゆるものを含めての「ユニバース」という意味です。

つまり、木になっているいろいろな宇宙。それを包括している空間が『GOUNN』ということ。
セカンドアルバムで五次元を標榜した彼女たちはとっくに次元すら突破しているということになります。
なにせ平行世界すら掌握している存在ですからね。

仏教ではいわゆるみんながイメージするような「神」というのは無いそうですね。
じゃあ『GOUNN』のあの五人はなんなんでしょう。


このMVではマンダラのようなものも描かれています。
マンダラというのはこれまた一枚の絵で全宇宙を表したようなものですね。

つまりこの『GOUNN』にはありとあらゆるもの全てが描かれているのです。
まぁ五次元とか言い出した先にはこれぐらいのスケールのことを言わないと、って感じなんでしょうけどね。


個人的には私立恵比寿中学の『大人はわかってくれない』『手をつなごう』の方が寓意的で素晴らしいと思っています。


※参照私立恵比寿中学『手をつなごう』の寓意
※参照私立恵比寿中学『大人は分かってくれない』PVとももクロの比較


『サンタさん』がなぜ素晴らしいかと言うと、あれは彼女たちの等身大の姿を記録したものだからです。
先ほどの百田夏菜子神格視問題にもつながりますが、彼女たちを神と崇めさせようとする演出には疑問を感じます。
ヲタ芸で「ケチャ」というのがありますけど、ケチャはさせるものじゃなく自発的にするものでしょう。
神と仰ぐように運営側が指示するのではなく、気付くと思わず天を仰ぐかのように推しメンにひれ伏してしまう。
これこそが聖性を帯びたものだと思うのです。


『GOUNN』はいろいろなフックが散りばめられていて解釈の仕方も多様であり、見ている者を楽しませたり考え込ませたりするでしょう。
僕も思考ではこの世界の深さ、奥行きの広さなどを表してておもしろいと言葉で表現できるMVでした。

ただ『大人はわかってくれない』と『手をつなごう』は感情でこの世界のすごさが伝わる映像で、僕としてはこちらの方が良質だと感じます。
そもそも人ごときがすべてを描き切ることなど不可能ですからね。
これは自己批判も含みますがももいろクローバーZを何かで代替して語ることなど不可能なのです。
彼女たちが存在するこの世界こそがすでにありえないほどのすごいものなのです。


もちろん「GOUNN」のコンセプトは今回こういう感じでいきますよ、というのがあっていろいろな大人たちが動いているのは理解できますけどね。
(大金が動くシステムに組み込まれてしまったという事か)



強引にまとめます。
そもそも「世界」というのはすごいし、哲学的思考はおもしろいです。平行世界などの考えなんておもしろ過ぎて延々と語っていたい。
でも装飾すればするほど「この世界」のすごさは矮小化されていきます。

ももクロを語りたい人には良いのかも知れません。いろいろなアイテムが散りばめられてますから。
でも世界のすごさに撃ち抜かれた僕としては「ももクロってもっとすげぇんだぜ!」という感じです。



極々個人的な言わせてもらうと、もっとれにちゃんを映してください。

どしゃぶりの中突き進むれにちゃん。
みんなに手をつなごうと歌うれにちゃん。

最強じゃないか!!


スポンサーサイト

テーマ: ももいろクローバーZ - ジャンル: アイドル・芸能

この記事に対するコメント

こちらにお邪魔するのは氣志團のとき以来2回目ですが、またもや自分の思っていた通りのことを書いてくださっているので驚きました。
自分と貴殿とは感性が似ているのかも知れません。
好きな曲がZ伝説、好きなPVがサンタさん、手をつなごう、大人はわかってくれない、の方が名作、というところから、れにちゃんをもっと出せ、に至るまで全て一緒、同意です(^-^)。
GOUNNのコンセプト自体はおもしろいし、曲も音も良いんですが、五次元からの流れで引き上げたハードルがおろせなくなってきて、だんだんももクロちゃん達の等身大の今、からは離れてきてしまっている感がありますね。今回、周辺の大人たちが張り切っているのはビンビン伝わってくるのですが、なんかあまりにも急激に存在が大きくなりすぎて、いつの間にか大人が作り出したももクロという巨大な「システム」になって、彼女たちがその中に組み込まれてしまっている、って状況になりつつあるのかな、と。
そうさせてしまったのは我々ファン=消費者にも責任の一端があるのでなんともきまりは悪いのですが。
MVでは、派手なCG効果よりも、少女から大人の女性に移っていく、このかけがえのない大切な時期にしか見せられない刹那的なもの、をもっと映し出して欲しかった、という気持ちもあります。仏教のことはわからないんですけど、歌詞についても難しい用語を面白おかしく使うよりも、より彼女たちの今、の精神世界に深く踏み込んだ内容にすることも出来たんじゃないかな、せっかくの題材なのにもったいないな、っていうのが感想です。
その点、年齢的なものか、夏菜子ちゃんよりもれにちゃんが一番今回の世界、を体現出来ていて、何とも言えない美しさ、色気というとよくないかもしれませんが、があります。もっと観たい、そこを前面に押しだすつくりにして欲しかった、というのは勝手な妄想ですかね(^^;)
いずれにしても、我々を含めた身勝手な大人たちに合わせるのではなく、ももクロちゃん達が楽しんで、かけがえのない大切な今を精一杯生きてもらいたいと願うばかりです。
ちなみに、上に挙げられているエビ中のMVの方が僕も好きなのも、エビ中の精一杯の今、が映し出されているからです。
乱文長文大変失礼いたしました。





URL | Dr.D.D. #-

2013/11/01 12:56 * 編集 *

Dr.D.D. さんへ

コメントありがとうございます!


> 好きな曲がZ伝説、好きなPVがサンタさん、手をつなごう、大人はわかってくれない、の方が名作、というところから、れにちゃんをもっと出せ、に至るまで全て一緒、同意です(^-^)。


ほんとあれは傑作ですよね!
そしてGOUNNはれにちゃんを前面に出すべきだろ!って思います。
猛烈のCDジャケットで半透明になった彼女はもはや宇宙意思と同義!(笑)。
まさにGOUNNの全世界を表すというモチーフのさらに上位にある宇宙意思こそれにちゃん、という構図にすべきでした!


> GOUNNのコンセプト自体はおもしろいし、曲も音も良いんですが、五次元からの流れで引き上げたハードルがおろせなくなってきて、だんだんももクロちゃん達の等身大の今、からは離れてきてしまっている感がありますね。


僕の見方では現在ももクロという可動域を広げ続けている状態で、「天元突破グレンラガン」が地球を越えて10次元をも越えて多元宇宙にまで到達したように、行き着くところまで行こう、という段階なのだと思います。
それでまた正反対の方に振ると。
なので次はものすごいアイドル全開曲をヒャダイン作詞作曲で来るのではないかな、と期待を抱いております。


> MVでは、派手なCG効果よりも、少女から大人の女性に移っていく、このかけがえのない大切な時期にしか見せられない刹那的なもの、をもっと映し出して欲しかった、という気持ちもあります。


おっしゃる通りです。
今この時はこの瞬間にしか訪れないというのに、なぜ派手な衣装や演出で覆い隠してしまうのか。
もちろん素の部分は「ももクロChan」でやってるじゃん、という事なんでしょうけども。
映像作品として残して欲しいですね。
なので「サンタさん」はずば抜けています。
「もうサンタさんを越えられない」なんて生ぬるい考えだったらむかつきますね(笑)。

URL | さかもと #-

2013/11/02 12:31 * 編集 *

梶原放送局お疲れ様でした。タイムシフトではありましたが拝見させていただきました。
女性のコスプレノフさんの意見が興味深く、女性だけでももクロちゃんを語る回も見てみたいと思いました。

『GOUNN』のMVは、CGではなくWTWTみたいなチープなセットで撮影したものだったらもっとよかったなあというのが正直な感想です。
曲調も「こんなにも こんなにも」と歌うれにちゃんの切ない表情も好きで何度も見ているうえでの高望みですが。

MVとは直接関係ないですが、光背を雑に扱うももクロちゃんが痛快なので、いいぞ(スタッフさんに迷惑かからない程度に)もっとやれ!と思っています(笑)。
今回のツアーの長野で見たももクロちゃんは、光背がない時間でも充分過ぎるほどキラキラしていたので尚更。

M2『いつか君が』の情報が解禁されましたね。
miwaさんとももクロちゃんが詞を共作しているというだけで、なんだかうれしいです。発売日が待ち遠しい。

URL | shimada #-

2013/11/03 21:19 * 編集 *

shimada さんへ

コメントありがとうございます!


> 女性のコスプレノフさんの意見が興味深く、女性だけでももクロちゃんを語る回も見てみたいと思いました。


僕も女性ファンの論考を読んでみたいんですよね。
語るのはいつも男なので女性の感想をみたいですねぇ。


> 『GOUNN』のMVは、CGではなくWTWTみたいなチープなセットで撮影したものだったらもっとよかったなあというのが正直な感想です。


個人的には普通に西遊記で良かったなぁ、という感じです。
今回のMVは夏菜子ちゃんのみが上位であとの4人はそれよりも下位にいます。
それがチームももクロとしては納得がいきません。
それよりだったら西遊記にしてあーりんが三蔵法師という感じで良かったかなと。



> MVとは直接関係ないですが、光背を雑に扱うももクロちゃんが痛快なので、いいぞ(スタッフさんに迷惑かからない程度に)もっとやれ!と思っています(笑)。


やはりいまだに色分けされないと顔で認識されてないんでしょうかねぇ。
そういう戦略だからいいんでしょうけども。
次はワンピースだけでいいです(笑)。


> M2『いつか君が』の情報が解禁されましたね。
> miwaさんとももクロちゃんが詞を共作しているというだけで、なんだかうれしいです。発売日が待ち遠しい。


これでもしMVが無かったら完全にももクロ陣営の片手落ちだと思いました。
作詞も加わってる曲で歌い上げる表情をぜひMVとして残して欲しいですね。

URL | さかもと #-

2013/11/03 21:55 * 編集 *

△top

コメントの投稿

Secret

△top

トラックバック

トラックバックURL
→http://jitsuzonfuyu.blog111.fc2.com/tb.php/1746-a1806f07
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

△top