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実存浮遊

映画やアイドルなどの文化評論。良い社会になるために必要な事を模索し書き続けます。

星名美怜は学級でただ一人ブロードウェイを目指す 

「アイドルはいろいろなものに例えられますね」というお話になり、好きな漫画とか、野球とか、将棋とか、自分が好きなものにあてはめたくなります。


私立恵比寿中学の美怜ちゃんは『スラムダンク』のゴリだ、という考えを聞く。

「エビ中は美怜ちゃんが入ってから変わった」と言われているそうですが、ゆるい雰囲気でただ一人インターハイを目指していたゴリと美怜ちゃんが重なるのではないか、ということで、なるほどな、と思いながら聞いていました。

理事長が星名美怜加入からエビ中が変わったと言い、早見あかりが有安杏果加入からももクロが変わったと言った。

キーパーソンとなる人物が加入し人気が加速するきっかけとなったわけですが、杏果ちゃんは現在ももクロ5人の中で特に人気が低いということはなく、会場を見てもほぼ均等に5色のシャツやペンライトで埋め尽くされます。

それに対しなぜ美怜ちゃんは推しが少ないのでしょう。
ライブによく行く人や美怜ちゃん推しの人に聞くと、他のメンバーに比べてピンク色が少ないそうです。
学年カラーでもピンクがあるわけですからもっと会場にピンク色の物があってもいいようなものですが、それなのにピンクの比率は低いままだそうです。

ちなみに、ももクロで言えばあーりんがピンクですがももクロの会場には男女関係無くピンクを持つ人たちも均等にいるわけですから、「ピンク色が嫌だから」という理由はさほど参考にならないかと思われます。


さて、僕が考えたのは「私立恵比寿中学が学芸会という設定にあることが影響しているのではないか」ということです。

ももクロの場合は初期から「紅白出場」という夢が掲げられメンバー全員に共有されチームが団結していました。
そこに有安杏果というダンスと歌に特化したメンバーが加わることで、他のメンバーのダンスへの熱意を惹起します。

エビ中の場合は前提として「学芸会」というのがあります。
僕が中学生だった頃を思い出すと、学芸会とか学園祭とか、学校の行事になると途端に張り切る奴とか、楽しみだけどそれを悟られるのを嫌がる奴とか、嫌々参加させられる奴とかいろいろ居ました。
クラスはそれぞれの意思で集結した人の集まりなんかじゃなく、たまたま振り分けられた内のひとつでしかない。
1年以上同じ教室で過ごすわけですが、それでも仲間としての感覚は薄いです。

同じことをエビ中でも感じていました。

星名美怜は学芸会を目指しているクラスの中に一人ブロードウェイを目指す生徒が転入してきたようなものなのではないでしょうか。
何言ってんだ?こいつ、という反応が当然だったことでしょう。
それでも彼女にとっては、どんな目標であれ最高のパフォーマンスを目指す事に変わりは無い、という考え方なのではないでしょうか。
学芸会だから学芸会レベルのものを提供すればいい、というのではなく、例えどんな場でも常に持っているすべてを出し切る。


有安杏果は推しが他のメンバーに負けず劣らずいるのに、星名美怜は他のメンバーに比べて推しが少ないのか。

それは学芸会レベルの中にただひとり本気だからでしょう。
『スラムダンク』でキャプテンのゴリが他のチームメイトから見放されてしまったように、学芸会で楽しもうとしている人たちにとって本気の人がいると異質さが際立ってしまう。
だから「紅白出場」に向かって前進するきっかけになった杏果ちゃんはファンに認められ推しが増えていったのに、明確な目標がファンやチームが一丸となって共有されていないエビ中は、美怜ちゃんは「かわいいのはわかるけど推すのは違うメンバー」という位置になってしまうのではないでしょうか。


でも先日行われたさいたまスーパーアリーナでの公演の大成功や、メディアでの取り上げられ方。安本彩花による一致団結により、私立恵比寿中学の雰囲気がガラリと変わった気がします。
(彩花ちゃんはリストバンドを作り部活動みたいにみんなで一緒にがんばろうという士気を高めたそうです。それを涙ぐみながら言うからかわいいですね。ちなみに僕は彩花ちゃんがいるからこそエビ中は成立していると思っています)

king of 学芸会とは、「中学校の学芸会の中で一番である」、という意味なんかじゃなく、「学芸会こそが一番なのである」、という宣言なのではないでしょうか。

星名美怜の情念がこれからのエビ中に必要とされてくるでしょう。
星という名を冠する少女が私立恵比寿中学を押し上げ続けます。

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テーマ: ももいろクローバーZ - ジャンル: アイドル・芸能

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