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実存浮遊

映画やアイドルなどの文化評論。良い社会になるために必要な事を模索し書き続けます。

「ニッポンのジレンマ」のジレンマ 

僕は「朝まで生テレビ」が嫌いだ。

この番組によって何か社会問題が解決されたことなどあっただろうか。
ここに出る人たちの多くは持論を展開したり他人を論破する事にのみ特化するだけの浅ましさを持つ。

たぶん彼らの言うとおりにすれば社会は良くなるのだろう。
でもそうはならない。
なぜなら

1) 良き社会を目指す事が良き社会になるとは限らない
2) 彼らの言動は我々を駆り立てない

この2点のためです。


まず1)について。
みなさんが思う「良い社会」というのはどういうものでしょうか。
その「良い社会」は「みんな」が幸せになるものでしょうか。
そしてみなさんにとって「みんな」とはどこまでを指すのでしょう。

これらについてすべて納得の行く回答は誰にもできません。
なぜならあなたにとっての「良い社会」は遠くの誰かにとっては「不幸な社会」であるのかも知れず、あなたにとっての「みんな」からこぼれ落ちる者が必ず生まれるからです。

「良い社会」を目指すということは誰かが不幸になっている可能性を含みます。
そして、「良い社会」を目指した事により社会がより悪い方向に進む可能性もあるのです。
そもそも「社会なんか悪くなってしまえ」と思って行動してる人なんていないのです。
みな「よかれと思って」行動しているに過ぎないのです。


次に2)について。

彼らの言葉を聞いて奮い立つ者はいません。
先ほど書いたように彼らはみな浅ましいからです。
彼らの発言を見て賛同したり批判したりする人はいるでしょう。
でも発言を受けて奮い立たない。
討論を見て終わりです。

人は浅ましい人を見ても協力しようとは思いません。
自分のためではなく他人のために行動している人を見て、その理解不能な行動に衝撃を受けてその人のすごさに気付き思わず真似をしてしまうのです。


この2点から、「朝まで生テレビ」は社会的な番組に見えてまったく社会の役に立ちません。

というのは言い過ぎですが、ほぼ役に立たない。


NHKで「ニッポンのジレンマ」という討論番組を放送している。
若手論客を集めておしゃれな番組構成をしている若者向けの「朝まで生テレビ」みたいな感じ。

なんのためにこんな番組作ったんだろ。
「朝まで生テレビ」と同じじゃないか。

現在の日本を変えるには若者の動員が必要不可欠であるということは僕の同じ意見です。

でもこの番組を見て若者は動くでしょうか。
そもそもこの番組を見るような若者は初めから動く意思がある者だけであり、その他大勢の「動くべき若者」にはまったく声が届かないでしょう。

結局おしゃれなアイテムとして「議論」をたずさえ、人文書を読むことで他者よりも頭が良くなったと勘違いする若者にのみ通じ(厳密に言えばまったく想いは通じず)、それ以外の人たちは「ニッポンのジレンマ」に出ている若者の声などまったく気付かないまま。
そしてその重大な欠陥に見て見ぬ振りをし続けるわけです。

なんて無意味な。



社会は変わらない、とあきらめる事がかっこいいと思う奴なんかクズだ。
社会は変わらないかも知れないけどあえて行動する事が大事なんです。
無駄とかなんだとかどうだっていい。
無駄だからなんだってんだ。
無駄な事ばっかやってるくせに何をいまさら。


「朝まで生テレビ」も「ニッポンのジレンマ」も、その浅ましく無意味な番組は、そのくだらなさに憤る者を生み出している事にこそ重大な意義がある。

みんなもっと怒ろう。
怒りこそが変革の原動力だ!


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テーマ: NHK教育 - ジャンル: テレビ・ラジオ

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この記事に対するコメント

お互いを理解し合おう

さかもとさん、あけましておめでとうございます。

私も討論番組は好きじゃありません。
朝まで生テレビは、田原さん自身が討論を見るための番組であり、自分は討論をワザと仕掛けていると言っていたと思います。

議論とは、ひとつのテーマについて、お互いの意見を出し合い理解を深めること。
討論とは、ひとつのテーマについて自分の主張を通すために対となる意見を論破すること。

テレビは討論だけで、議論がない。
示唆するものもなければ、学ぶべきものもない。
だから、共感されないし、社会も変わることがないのではないかと思います。


聞いた話によると、大学では討論を目的とした講義が増えているそうです。
相手を論破するための技術を学ぶ講義。

そんな時間があったら、相手の意見を聞き理解し視野を広げる議論をした方が、学びは多いと思うのですが・・

ネットの叩き合いを見てると、日本は議論する力がなくなりつつあるなと危惧してしまいます。


ももクロの話になりますが、あの5人を見ると、そういうことが如何に馬鹿らしいかを思い知らされます。

がむしゃらに直向きに、ただただ真っ直ぐ前に向かって行動するのみ。

あの子たちのそんな姿を見ていると、大切なのは「行動すること」だと教えられます。


ももクロは、頑張っている人ほど共感するのだと思います。
さかもとさんも言われていましたが、ももクロを応援することは、自分を叱咤激励することなのでしょう。

2013年を振り返ると、あの5人は見違えるように大きくなりました。

夏菜子は、一人の仕事を増やしてトーク力や仕切る力を着け、ライブでそれを活かしていた。
リーダーとして更に飛躍した。

詩織は、絵など色々なことにチャレンジして自分の可能性を広げた。
バラエティでは、機転が効く強みを活かしてトークの中心として活躍した。

彩夏は、あーりんを演じながらも、杏果が声が出せなかった時に杏果の見せ場を作ったりと仲間のフォローをするなど、縁の下的なことをたくさんしてくれた。

杏果は、試練を乗り越え、新しい「声」を手に入れてその魅力を更に高めた。
苦手なバラエティでも、喋れないものの自ら積極的に動くようにしていた。
何よりも、仲間との距離が縮まり絆を深めることができた。

れには、持ち前の天真爛漫さをそのままに起爆剤として話題作りをしてくれた。
元々引っ込み思案な子とは思えない勇猛さには、どれだけ勇気付られたか。

人間、頑張れば変われる、成長することができる。
改めて、気付くことができました。


あの子たちに出会えたことは、本当に幸せです。


ももクロの無茶ぶりもわけの分からない茶番も、お互いの理解があればこそ。

相手を理解することが大事なんだと思います。

URL | yoturn #-

2014/01/04 02:10 * 編集 *

yoturnさんへ

あけましておめでとうございます!
コメントありがとうございます!


> 朝まで生テレビは、田原さん自身が討論を見るための番組であり、自分は討論をワザと仕掛けていると言っていたと思います。


なるほど。
そうした方が視聴率が良いのかも知れませんね。
テレビとしてはそれが正解なのかもしれません。
でも社会が変わることを信じている者としては物足りなさしかありませんね。


> 聞いた話によると、大学では討論を目的とした講義が増えているそうです。
> 相手を論破するための技術を学ぶ講義。


それはかなり害悪な教えですね。
大学では今後社会に出た時に、より協力を得られやすい立ち居振る舞いを学ぶべく議論の仕方を教えた方がいいと思います。
すなわち相手の意見を聞きつつも自分の意見も聞いてもらう技術です。
相手を論破したところで何も得るものはないのです。


> ネットの叩き合いを見てると、日本は議論する力がなくなりつつあるなと危惧してしまいます。


ほんと不毛ですよね。
論ではなくその人自身が嫌いだから総じて論も嫌いになる。だから暴言を吐く、みたいな感じになってます。
もちろん嫌なら嫌でもいいんですけど、そこと意見を混同していては大事な部分を見落とします。



> ももクロの話になりますが、あの5人を見ると、そういうことが如何に馬鹿らしいかを思い知らされます。
>
> がむしゃらに直向きに、ただただ真っ直ぐ前に向かって行動するのみ。


いろいろなアイドルを見ているとやはり素直な人というのは誰からも好かれますね。
素直でがむしゃらにがんばってる人は、演出や装飾がどうなっても芯があるので離れないと思います。


> 人間、頑張れば変われる、成長することができる。
> 改めて、気付くことができました。


れにちゃんはほんと激変ですね。
中野のDVDを見ればもはや別人のような急成長です。

共演者に愛される能力があるからこそいろんな事をぶっこんでも許されるんでしょうねぇ。

URL | さかもと #-

2014/01/04 23:30 * 編集 *

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