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実存浮遊

映画やアイドルなどの文化評論。良い社会になるために必要な事を模索し書き続けます。

ももクロがインフラになる日【春の一大事2014国立競技場大会2デイズ】 

ももクロ春の一大事2014国立競技場大会が終了いたしました。

書き殴りで思いついたまま書いていきたいと思います。
ナタリーを見れば大体の事が載ってますからね。それに元々細かいレポートとか無理なんですよ。ライブ中の事を覚えていないのです。れにちゃんかわいいしか思っていないのです。


■ 初日南大沢ライブビューイング


初日はライブビューイングだったのですがじっくり鑑賞できました。

始まる前の予想として、初日は古い曲から新しい曲へ、2日目は新しい曲から古い曲へとセットリストを組み、ももクロの物語を総括するつもりなのかな、とか考えてました。
でもまさかのシングル曲を連続で聴かせるなんて!

南大沢のLVだったんですけど、右隣が熱いファンで全部のコールを入れてました。
左がペンライトを振るだけの人でした。
前二人が振りコピでした。
そして僕はコンビニ行くみたいな格好でふらりと参戦。

振りコピしたいのだけして、うりゃを入れたい曲だけ入れ、歌に被せる連呼コールはせず、あーりんわっしょいは絶対叫ぶ、みたいな。

それにしても開演前に隣の席の人に「よろしくお願いします」と言うと「お、おう」みたいな反応される事が多くなりました。
ライブ中何か迷惑があるかも知れないのであらかじめ仲良くなっておきたいんですけども。
っていうかこれからライブって時は何かしゃべりたくなんないのかな。
まぁ男に話しかけられても楽しくないんでしょうけどね。
それはこれからももクロちゃんを存分に鑑賞できるんだからよしとしようよ。

「よしとしようよ」って文字にするとなんか気持ち悪いですね。字面が。


さて、ライブですけど聖火台のところに登場したれにちゃんは少し瞳を潤ませていたようでした。
スタッフさんに緊張を和らげてもらってたのかなぁ。

LVだとライブの体感というよりも鑑賞モードになってます。
だから「れにちゃん映らないかなぁ」という気分。
映ったらケチャ、みたいな。



■ ギガペンライト問題ってなんだろう


この日は杏果ちゃんの誕生日で、運営の粋なはからいでサプライズがありました。
ここで会場が緑の光りに包まれます。
今回の物販では5色に変えられるギガペンライトを販売していて、これが演出に一役買ったという事になります。
ですがその後他のメンバーでも色が統一されてしまい杏果ちゃんががっかりする、という場面も。
ここまでは運営も操作できませんからね。

これについて様々な意見が飛び交っているようです。
個人的な考えでは、「生誕の祝福として緑一色にしたのなら、その場はそのままで色を変えない方が良かったんじゃないか」という感じ。

もちろん自己紹介の時に一面単色になるのは壮観ですし(アニメ紅白の時も一気に切り替わるのが凄まじかったです)、一日目は生誕サプライズで緑のみ、二日目は自己紹介の時などでメンバーカラーに切り替え、なんて統一することなど現実的ではありません。

ただ思ったのは、単推し絶対論者みたいな人はどこ行ったんだろうなぁ、って事です。
「推しははっきりしろ!」みたいな。「箱推しは甘え!」みたいな。
そう言ってた人たちが色を変えてたわけでしょうから。

もしかしたらそう言ってる人達は実は少数で、あの会場では単推しを貫いてたけど、それ以上に箱推しが多かった、ということでしょうか。

そもそもももクロは箱推しにならざるを得ないと考えていて、他のメンバーを嫌いになる事なんかありえないと思ってます。
(中には新メンバーの杏果ちゃんが好きじゃないとか夏菜子ちゃんといちゃつくしおりんが許せないという人もいるみたいですが)


何が言いたいかと言うと、単推しがえらいとか箱推しがダメとかって無いじゃん、って事です。
だからアニヲタみたいにメンバーごとに色を変えたって良いと思うし、推しメンじゃないメンバーにペンライトの色を変えてレス乞食になったりしても良いと思います。
でもやるんだったらダブルスタンダードにならないで欲しいですね。
このような人が「単推しのみ!推しをはっきりしろ!」と言ってるとなんかカッコ悪いです。

今思ったんだけど、この「推し」という定義がみんな違うから話がこじれるんだな、と思った。


まぁ周りに迷惑をかけない限りどんな応援をしてもいいし、多少の迷惑に寛容になることも大事、という事かなぁ。
(ここでまた「迷惑」の定義、みたいになっていきます。ドルヲタは社会の縮図なのです)

何が必要か。
それは民主主義の本義に立ち返る、ということです。

民主主義というのは多数決で多い方が正しい、という事ではありません。
むしろ国民は馬鹿なので多数決で決めると間違えます。今の日本を見ればわかると思いますが。

民主主義というのは「参加」と「自治」。
人任せにするんじゃなく自ら参加し、意見を出し合い、自分たちの手で改善していきます。
そのためには人と人とが話し合い続けなければなりません。
文句ばっか垂れてなんもしないのは害悪でしかない。

このギガペンライト問題(そこまで大げさじゃないか)は議論のきっかけにはとても良い問題だと思いました。


5Dツアーの時は演出で手首に巻くやつが推しと関係無く光ったんですが、今回は自発的に色を変えられ、それが演出になっている、というのはおもしろいですね。
まさに「喫茶店の室温や椅子の硬さなどで客の回転率を操作する」みたいな話です。



■ 壁が無いのが壁になる


さてライブの話に戻ります。
第11弾シングル(インディーズから数えると13枚目)が中島みゆき作詞作曲であることが発表されました。
LVだと歌詞が出ないのであれだし、中島みゆき本人が歌った方がいいじゃん、って感じでしたが、2日目に歌詞付きで見たらなかなか良かったです。
まぁ怪盗少女超えなんかまったく狙ってないんだな、という曲でしたが。
日本人の認知度を上げるための曲なんでしょうね。

B面の『堂々平和宣言』はヒップホップ調です。
個人的にはラップはあーりんと杏果ちゃんだけで良いと思ってるんですよね。
僕の中で歌うあーりんの評価が日を追うごとに上がってます。
あとこの曲は短いのもいいですね。
5分は無いと思うんですがどうなんだろ。
アイドルの曲は6分未満じゃないと長いです。


最後に各メンバーからのメッセージがありましたが、夏菜子ちゃんが素晴らしかったです。
これからもファンのみんなとどっかに行ければ、とあえて日産2デイズへの言及を避けました。
彼女もかなり敏感なのでサマーダイブの日産2デイズがまったく壁になってない事が会場の空気で伝わっていたのかも知れません。
というかあの場にいたファン全員が「そんなもん埋まるじゃん」って思ってた事でしょう。

よみうりランドの極楽門からさいたまスーパーアリーナへ行くというようなダイナミズムはすでに無いのです。

夏菜子ちゃんが言う「どっか」というのは、広い会場の事でも無いし、ももクロの夢の事でも無い。
ただ純粋にみんなが笑顔になれる場所の事です。
僕が感じたのは、「場所」というのはスペースの事ではなくむしろ「時代」に近いかも知れません。


七番勝負の「VS国際情勢」の回で夏菜子ちゃんは、戦場では好きな人に会いに行くのも命懸けで、いつ殺されるかわからないという状況の中恋人に会いに行くんだ、という話を聞き涙をこぼします。
そんな彼女が目指す社会。それが「どっか」だと感じました。

僕は平和な社会を目指していて、ももクロこそがそれを実現すると信じています。
その可能性を2冊の同人誌にて展開していきました。

ほんと夏菜子ちゃんがリーダーで良かったな、って思った。
もじもじしながらマイクをいじり、すぐ泣いちゃう夏菜子ちゃんはもうどこにもいませんでした。


そういえば今回は過剰なまでにあかりんの物語を強調してましたね。
ヤマダ電機の映像では全身青い衣装のシルエットを出してみたりとか。あかりんが映ってる映像も頻繁に出しましたし。

セカンドアルバムが出たあとで「脱物語のあとは再び物語化を強化していくだろう」と予想しました。
(セカンドアルバムはファーストアルバムと違い「非自己紹介アルバムであり脱物語化」なのです。『イルミナーレ ももいろクローバーZ音楽論』内「覚醒から覚醒せよ」参照)
それから過去のあかりんがいた頃のライブDVDがレンタルするとか、『夏目の右腕』や『TheQ』という番組で過去を振り返る事が増えてきました。

そしてとどめが国立へのヒストリーです。

もうこれであかりんで引っ張る事は無いんじゃないか、という話ですけどね。


という感じでその後ドルヲタの方々と飲み会をして楽しくおしゃべりしました。
いろんなアイドル見てる人の話ってほんとおもしろいんですよ。
視点もおもしろいし。


■ 二日目 ももクロはでっかい待ち合わせ場所だ


という事で二日目について。
もう十分長いですが続けて書こう。

この日は関西から遠征して来る方と生写真の交換の約束をしておりました。
しおりんとれにちゃんのトレードです。
国立競技場周辺は混雑のために電波が通じにくいのであらかじめ場所を決めておきました。
サマーダイブの西武ドーム大会で知り合った方とれにちゃん推し連番なので待ち合わせにも付き合っていただくことに。

トレード相手はしおりん推しの女性だったんですけどショートカットでかわいらしい方でした。
遠征なのに写真ファイルで持って来てくださってほんとありがたいことです。
超絶かわいい晴れ着れにちゃんが増えた!

あと以前飲み会で知り合った舞台評論の方(舞台演出とももクロについても論じられてます)とも軽くご挨拶。バタバタしててちゃんとお話できませんでしたが同人誌を読んでくださったのでした。
押し付けたとも言いますが。


以前の同僚も参戦ということで会いたかったんですが時間が合わず、梶原放送局でおなじみの放送作家の伊東さんとも会えず。
この日は自転車教室とかダンスの発表会とかがあったみたいで周辺はカオスでした。
電波も通じないし。

ももクロすごいな。
こんだけ人を動かすなんて。

待ってる間に2年ぐらい会ってない方をお見かけしてご挨拶をする。
話を聞くとももか口上を考えた人も来てるとか。
ツイッターを見てても最近ももクロのライブに行って無い人が来てるみたいでなんか楽しくなってきますね。

僕は「ももクロはでっかい待ち合わせ場所だ」と思ってます。
ももクロを追ってるといつかまたいろんな人たちと巡り会える。
「ももクロ」というのが人をつなぐハブになっていくと思います。


さて入場です。
れにちゃん推し連番の推しパワーにより5列目を引き当てました。
GOUNN仙台でもかなり前だったしね。
これが推しパワー!

会場に入るともう圧倒されました。
でけぇ!
日産はチケットが当たらずLVだったので広さの感動を知らないのですが、国立もかなり圧倒されました。
れにちゃん推しなので会場と仲良くならなければ、と思いながら席へ。
かなり近い。
でも杏果ちゃん側。
れにちゃーん!


ライブが始まり立つと隣の人が巨人過ぎて萎えた。
ステージが何も見えない。
190cm近くあったな。肉の壁です。騒がない人だったのがまぁ良かった。
でもステージ上の5人の姿がちらちら見えるぐらい。
肉の壁だ。

中央ステージに移動するももクロちゃん。
眼前には肉の壁。
粛々と振りコピをするわたくし。


ステージわきの高い所にれにちゃんが来た!見上げるとれにちゃん!
でも照明が邪魔をしてご尊顔がまったく見えない。
しゃがんでも見えない。


連番相手は帽子がトレードマークでいつもれにちゃんからバシバシレスをもらってるそうなので、この日はおこぼれをもらうぞ!とレス乞食丸出しで行ったんですけど、「今日はレスもらえなかったねぇ」との事。
あらら。
杏果ちゃんからはレスあったそうです。
へぇ。


LVの時は音のズレを感じませんでしたが、会場だとやはりすごいですね。
少し遅れて後ろからコールの波が来ます。
この音のうねりはすごいなぁ。


あと『黒い週末』で夏菜子ちゃんに抱かれるれにちゃんを見て奇声をあげるわたくし。
いつもはあーりんの役なんだけど、巨大ビジョンを見たらあーりんが手を振って駄々こねてた。
「なんてこったパンナコッタ」の時の駄々こねあーりんが一番かわいいですけどね。


ライブが終わり最後のメッセージになりました。
れにちゃんが「ずっと一緒にいるってすごい簡単なことだけどすごい難しいこと」と言いました。
れにちゃんは初期メンバーでこれまでいろんな出会いと別れを繰り返してきたんだろうなぁ、と思った。
そして地下アイドルの脱退や解散などの情報が頻繁に入ってくる最近の状況からもいろいろ考えさせられた。
見れる時に見ないとな、と。
そしてここでもれにちゃんは応援して欲しいとかじゃなく同じラインに立って進んで行こう、と言ってくれました。
れにちゃんありがとう。


夏菜子ちゃんのメッセージも素晴らしかったです。
前日の日産が夢だという設定を回避して「どっか」と発言した彼女。
2日目にサプライズ発表が無かった事を受けて、「大人たちはもう壁を用意してくれないんだ」と言いました。
ファン全員が感じてる「日産は壁にならない」というのを言葉にしてくれました。

会場の広さや人数、芸能界の位置などは目指すところではないのだ、と。
平和な社会とはなんだろう、と考え、笑顔があふれる場所だ、と思ったのでしょう。


僕は最初ももクロを知った時、これはアイドルじゃなくももクロという新たなジャンルだ、と思いました。
でもいろいろ知っていく事でももクロもすごいしアイドルもすごい、と思うようになりました。
国立2日目を見て、これはアイドルではなく新たな社会システム、新たなインフラ、新たな文化なのではないか、と思うようになった。

これだけの人が彼女たちについて考え、議論し、自己を振り返る。
これはもうメインカルチャーでしょう。
サブカルとして見られていた彼女たちは、もはやメインカルチャーなんだ。


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テーマ: ももいろクローバーZ - ジャンル: アイドル・芸能

この記事に対するコメント

こちらの生誕動画はもうご覧になりましたでしょうか。
http://www.youtube.com/watch?v=LFFPwGLx4fI
号泣します。

URL | ヒロシ #-

2014/03/25 23:18 * 編集 *

ヒロシさんへ

コメントありがとうございます!

> こちらの生誕動画はもうご覧になりましたでしょうか。
> http://www.youtube.com/watch?v=LFFPwGLx4fI
> 号泣します。

見ました!
ヒロシさんの解説ブログも読ませていただきました!(笑)

見たことあるCMが多く、これも杏果ちゃんだったのか!と驚きました。
改めまして、いろいろいだたいて本当にありがとうございます!

URL | さかもと #-

2014/03/27 08:26 * 編集 *

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