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実存浮遊

映画やアイドルなどの文化評論。良い社会になるために必要な事を模索し書き続けます。

拝啓 佐々木敦規様 (桃神祭を終えて) 

拝啓 佐々木敦規様


晴天が続きますがいかがお過ごしですか?

桃神祭の演出お疲れ様でした。

僕は一日目は現地参戦、二日目はLV参戦でした。

一日目は大変楽しませていただきました。日本の祭りが全部集まったかのような演出は大変素晴らしく、まさにももクロだからこそあれほどまで雑多で愉快で狂乱で統一感のあるステージになったのだと思います。

特に円周のステージを徐々に踊り子がおおっていくところなどは身震いがするほどかっこよかったです。

普通じゃ見れない各地のお祭りの融合。素晴らしいです。

ちなみに、僕の地元は青森なんですが、弘前市の夏祭り「ねぷた」を移動車に使っていただけたのが大変嬉しかったです。

実際はより立体的な「ねぶた」の方を使って欲しかったですが、倍以上の労力が掛かるであろうことを考えると仕方ないとは思いますが。

むしろ平面のねぷただからこそももクロちゃんが乗って移動できたのだとしたら良かったということでしょう。


夏菜子ちゃんが最後に「ももクロはわかんない」と言いました。

アニメ『キルラキル』で、生命体と繊維の結合体である二人の主人公は「わたしたちはわけがわからないだろ!」と叫びます。

わけがわからないから強いんだ、と。

故安西信一氏も著書に「わけのわからなさの秘密」とつけています。

9月に出る予定の「アイドル感染拡大」というももクロ評論誌のまえがきでも「再びももクロのわからなさに突入するための本」であることを記しました。

今回は「祭り」というテーマが決まっていたのでとてもわかりやすくなってしまいましたが、ももクロ本来のすごさ、わけのわからなさが体感できるライブを楽しみにしています。


2日目は通り雨があり、僕としては2日目こそがわけのわからない極致になるのではないか、と期待しながらLVに参加しました。

安全への配慮から一時間遅れでのスタートとなり、開演直後に雨が上がり、LVで見ている限りは大きなミスなど無いように思えました。

ただそこが残念でした。

もちろんスタッフさんは最高の仕事をするので機材トラブルには迅速に対応するでしょうし、佐々木さんも演出家として何を削って何を入れるかなどただちに計算してその時点でできる最高のものを目指したことでしょう。

ももクロちゃんも期待に応えるために最高のパフォーマンスをしたはずです。

でもだからこそ僕は物足りなかったのです。

手がかりになったのは、氣志團万博2013のエビ中の豪雨でのパフォーマンスと、東京タワーで『オレンジノート』の途中で音楽が止まってしまった時のももクロの動画です。

なぜこのふたつがいつまでも人々の心に残るのか。

機材トラブルに巻き込まれてパフォーマンスとしては失敗でしょう。

ですがトラブルをカバーしようと必死になっている姿にこそ人々は胸を撃たれたはずです。

特に最近のももクロは二日間の公演が基本となっており、しかも両日同じ内容です。

もちろん一日だけじゃ見れない人が多く出てしまうための対処でしょう。

でも今回の桃神祭のように、快晴と雨天というまったく違う顔を見せた会場ですので、全然違う公演を見たかったです。

具体的に言います。

二日目の序盤、れにちゃんのヘッドセットの調子が悪く音声が小さくなってしまいました。

れにちゃんはそこでマイクのトラブルに負けじとより大きな声で歌ってくれました。

最近安定してきたれにちゃんの音程はそこでは少し崩れたような気がします。

ですがそのれにちゃんの姿を見て涙腺がゆるみました。

完璧なパフォーマンスはいらないんです。

彼女たちが「伝えたい ただ伝えたい」と、「何千回でも言ってやる この熱い情熱取って出す」と、その姿勢だけでもう十分なのです。

音程を外さず、きれいな歌声で、みんな揃ったハーモニーなどはただの飾りだと思うんです。

なので、これはもう決してありえない願望でしかないですが、もしあの日時間を遅らせずにスタートしていたらな、と思います。

大雨の中スタートし、1時間経ってようやく晴れる。

その時の晴れ間はとてつもなく美しいものだったと思うのです。

しかもそこで『月虹』が歌われていたとしたら、まさに伝説と化していたでしょう。

もちろんこれは現地にも行っていないファンのわがままな意見でしかありませんが、もし大雨の中のももクロを見れたとしたら、氣志團万博のエビ中を上回るステージになっていた気がします。


二日目は急遽セットリストを変えて削った曲や新たに入れた曲もあったそうですね。

これらはぜひいずれ語っていただきたいです。

僕は『ツヨクツヨク』辺りを新たに入れたんじゃないかなと読んでいるのですがいかがでしょう。
(追記:どうやら三宅アナの言い方で勘違いしてましたが、元々一日目にやらない曲を二日目にやっただけの話らしいです)

そう考えると雨の中の『ツヨクツヨク』を見たかったな、などとしつこく思うのでした。

ぜひ二日目の裏側を映像に残して欲しいです。

30分ぐらいの特典映像にしましょう!

そろそろももクロちゃんのスーパーヒロインなところを見せて欲しいです。


『スラムダンク』で素人桜木花道は、10日間で2万本のジャンプシュートを練習するシーンがあります。

それがラストで花開くわけですが、ももクロちゃんにはこの「誰にも知られていない2万本シュート練習」がいっぱいあるんだろうなと想像させてくれます。

それは決してミスをしないところであったり、ダンスフォーメーションは毎回変わってしまうところなどからも感じ取れるのですが、実際どれぐらいすごいのかはダンス経験や舞台経験が無いのでいまいちつかめません。

なのでぜひ今回の二日目の裏側を映像化していただきたいのです。

このままももクロがブーム化して薄まってしまうのか、それともブームにとどまらず実際に凄い人たちだからこそみんなに愛されているのか、その判断を下される重要な時期だと思います。

ですので何卒熟考のほどよろしくお願いいたします。



毎日暑い日が続きますがくれぐれも体調を崩されないようにご自愛くださいませ。

敬具


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この記事に対するコメント

当日現地で盛んにアナウンスされてたのは雨よりも雷雲の接近に伴う避難指示。係員みんなが必死に屋根のある場所への移動を訴え、客も屋内でじっと待ってた。
結果的に施設に落ちることはなかったけど、死者が出る危険性がある中で決行という判断は制作サイドとして出来なかったでしょう。

URL | mnmmmn #-

2014/08/06 14:47 * 編集 *

こんにちわ。
結果的に通り雨とはいえ激しい豪雨に雷、ゲストを含む演者と大人数の観客の安全確保が求められた中、ここで決行すれば伝説だわなんて考える余地はなかったですねえ。
プロとしての努力を重ね、その成果を披露しようとしている人達に向かって、お前らの魅力は高校野球や、ヘッドスライディングがええんやという風に聞こえたのは私だけでしょうか。
2日目の舞台裏を特典映像で、というリクエストは賛成です。美学という点では、いつも通りの仲良しわちゃわちゃおバカ映像なんでしょうけど・・・

URL | CANION #-

2014/08/06 20:34 * 編集 *

mnmmmnさんへ

コメントありがとうございます!


> 当日現地で盛んにアナウンスされてたのは雨よりも雷雲の接近に伴う避難指示。係員みんなが必死に屋根のある場所への移動を訴え、客も屋内でじっと待ってた。
> 結果的に施設に落ちることはなかったけど、死者が出る危険性がある中で決行という判断は制作サイドとして出来なかったでしょう。


おっしゃる通りあの日スタッフさんは最高の仕事をしたでしょう。
事故もなく公演も無事行われました。

それを踏まえた上で、空想のお願い、ということでした。

URL | さかもと #-

2014/08/06 23:58 * 編集 *

CANIONさんへ

コメントありがとうございます!


> 結果的に通り雨とはいえ激しい豪雨に雷、ゲストを含む演者と大人数の観客の安全確保が求められた中、ここで決行すれば伝説だわなんて考える余地はなかったですねえ。
> プロとしての努力を重ね、その成果を披露しようとしている人達に向かって、お前らの魅力は高校野球や、ヘッドスライディングがええんやという風に聞こえたのは私だけでしょうか。


LVだと雨がどれぐらいすごいのか伝わりづらかったです。
遠目には降ってないようにも見えましたので。

「ももクロの魅力は高校野球や、…」ではなく「ももクロの魅力は高校野球も、」あると思っています。
毎回完璧過ぎるほど完璧で、素人では想像もできないほどの練習を積み重ねてきていることでしょう。

そういう状況で天候という壁に立ち向かうももクロ「も」見てみたかった、ということです。


> 2日目の舞台裏を特典映像で、というリクエストは賛成です。美学という点では、いつも通りの仲良しわちゃわちゃおバカ映像なんでしょうけど・・・


そうですね。
でもぜひともあの変更のやりとりを見せていただきたいですね。

URL | さかもと #-

2014/08/07 00:08 * 編集 *

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