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実存浮遊

映画やアイドルなどの文化評論。良い社会になるために必要な事を模索し書き続けます。

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映画『TOKYO TRIBE』の無意味な振動 

園子温最新作『TOKYO TRIBE』は映画でもミュージカルでもない。
映画とミュージカルをぶち壊すためのバトル。それがTOKYO TRIBEだ。


以下ネタバレを含みます。了承の上お進みください。



原作「TOKYO TRIBE2」も「TOKYO TRIBE」も読んだことが無いけど、きっとこの映画は原作なんかぶっ飛ばしちまってるに違いない。そう思わせる作品だ。

ストーリーは有って無いようなもんだ。
ブクロを支配してるトライブがムサシノをぶっ潰してTOKYOを支配しようとし、ムサシノは仲間の死をきっかけにほかのトライブと団結してブクロに挑む。

ブクロのトップ「メラ」がムサシノの「海(かい)」にケンカをふっかけた理由が「自分よりちんぽがでかいから」というのが笑える。TOKYOをバラバラにするような大事件のきっかけがちんぽだ。この映画に意味なんか無いだろ?


ウォンコンから家出して日本にやってきた少女「スンミ(清野菜名)」が可憐で美しく、そして力強い。
パンチラアクションは『愛のむきだし』の満島ひかりを彷彿とさせるが、個人的には『愛のむきだし』よりもスピード感と軽やかさがあって好みだ。
何より清野菜名がかわい過ぎる。
ヌードも披露してるんだけど、エロい感じは無く、無名の子が脱いだという印象よりも、スンミの疾走感と美しさの方が印象に残るんだ。
(あとで調べたらこの子はいろんな映画に出てるし、「進撃の巨人」にも出るらしい売れっ子だった。全然チェックしてなかった。絶対売れる女優じゃないか!)


スンミがエロく感じないことにもつながるけど、ここに出てくる犯罪がはびこってる荒廃した街はどこも臭くない。
汚れてるんだけどどの場所も匂いが無いんだ。

『冷たい熱帯魚』や『恋の罪』ではあんな匂い立つシーンを描いてきたのに。
『TOKYO TRIBE』は作り物なんだ。フェイクだ。

DJグランマが音楽を操ることで物語が動き出すんだけど、このDJグランマのDJっぷりが下手過ぎて、とてもじゃないがグランマに思えない。
刀で人を切っても刀に一切血がつかない(『地獄でなぜ悪い』ではあんなに血しぶきが飛び交ってたのに!)。
ブクロに住むヤクザ「ブッバ」が女にフェラさせるシーンでも、女がどいたあとでちんぽを出していない。
などなど、いろいろ嘘くせぇシーンがいっぱいある。

そう。この映画は映画をバカにしてる。
ストーリーなんか無い。
そして登場人物たちも邪魔になったら一瞬で死なせてしまう。

耳心地が良い音楽と、口汚いラップと、メラ(鈴木亮平)の筋肉。
これらがあれば十分。


映画で映画を撮ってもなんもおもしろくねぇんだよ!
映画を壊す。ストーリーもちんぽがきっかけ。それだけで十分だ。

だって見てておもしれぇだろ?音楽に身体が揺れるだろ?スンミがかわいいだろ?
他に何がいる。


『TOKYO TRIBE』は映画じゃねぇ。
でもおもしれぇ。


ただ一つだけ言わせてくれ。


竹内力がマジほんと邪魔!
叫ぶし顔がマジコントシャラップ!
ラップに字幕もすげぇ邪魔!
力に字幕つけてくれ!


偽物が壊れすべてがひとつになったTOKYO TRIBEを見てからリリックが溢れ出す。

みんな!この映画は映画館で見るようなもんじゃねぇ!
クラブで流してバカ笑いしながらリリックでディスる!
酒飲みながら女の子にちょっかい出して殴られながらリリックを嘔吐する!
そんなミュージックビデオだ!

今すぐ身体を揺らせ!リリックを紡げ!

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