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実存浮遊

映画やアイドルなどの文化評論。良い社会になるために必要な事を模索し書き続けます。

プラニメのワンマン見てたら2&のライブ行きたくなった 


今回のブログはタイトルのまんまの内容です。
途中、都市論などで装飾しますが、2&ファンの僕がプラニメを初めて見て「やっぱ2&だな」と思っただけの内容です。
僕の好き嫌いを明確にするだけの内容ですので大して面白くないかも知れません。
これを読んでプラニメファンが「じゃあ2&見よう」となるとも思えませんし。

ただ、好き嫌いを明確にすることで、「なぜ惹かれるライブと惹かれないライブが存在するのか」というのがわかりやすくなるかと思います。
実際ほぼ同じ位置で見ていた僕の連れは大満足だったそうで、心理学的要素も多分に絡んでくるでしょう。
(例えば自分で選んだものか他人が選んだものかで好きになる度合いが変わることや、いくらお金を出しているかで楽しまなければならないと思い込めるかどうかが変わってくる、というような例のアレです)


前置きが長いですね。
好きな人は好きだし嫌いな人は嫌い。じゃあなぜこうなるんでしょうか。
これらについて、まずはライブが行われた「下北沢」という街について考えてみることにします。


● 「下北沢感」という手触りの喪失

下北沢には上京してから3回ぐらいしか行った事がありません。
田舎者の好奇心で10年以上前に行きました。その時はネットで情報を調べたりツイッターで話題になってることを調べたり、というのが無かったので、とりあえず駅に着いてほてほてと歩いていろいろ見て回りました。
その時に初めてヴィレッジヴァンガードを知り、「なんておもしろい店があるんだ!」と思いました。
その後各地にヴィレヴァンがチェーン店展開している事を知り、どの場所も同じような物を置いてない事を知りました。
そういう印象もあって『アイドル感染拡大』に寄稿した「劣化した社会にこそ魂が宿る ももいろクローバーZの可能性と不可逆性」で、ヴィレッジヴァンガードの地方展開とももクロのファン拡大を照らし合わせて考えてみました。

下北沢に頻繁に行ったわけじゃないですが、10年前に行った時と今日とで、明らかに街としての面白さが損なわれていました。
このブログで何度も繰り返していますが、駅前開発の失敗の多くは利便性を追求し、システマティックにしてしまうからです。
人の流れを考え、店などを配置し、無駄なく歩かせるような街を作る。
これは明らかにおもしろくない街を作ることになります。
感情を失わせることで利便性を特化する。つまり便利だけどつまらない街です。
感情を失う(何も考えなくなる)のですからおもしろいと感じるはずがありません。

街はめんどくさくなければおもしろくないのです。
この辺については『世界が感情を取り戻す ももいろクローバーZ論』で書いています。
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● プラスチックな複製品

さて、プラニメの話に入ります。

プラニメという名前の由来は、コスプレとアニメを合わせた造語らしいです。あと面積計を意味するプラニメータから取ったそうです。
僕の印象は「プラスチックみたい」でした。
そう、今の下北沢のように。

これは現在のももクロにも言えることですが、いつも同じようなパフォーマンスをしているのではないか、と思わせる何かがあるのです。
以前のももクロは技術的な至らなさがハプニング的なものを誘発することで唯一無二(その時にしか見れない感じ)なライブを見せてくれていたと思います。
それが技術の向上と共に「一回性」は失われ、装飾だけが毎回ゴテゴテと変わり、パフォーマンスはいつ見ても安定してく、いわゆる「アーティスト化」に発展していきます。

初めてプラニメを見た印象は、いつもこのパフォーマンスなのかな、ということです。
それはファンも含めての感想です。
ファンの人は本気で楽しんだんでしょうか。

僕はBiSも見たことないしいずこねこも遠くからチラッと見たことある程度です。
カミヤサキさんがエビ中のライブを見に来てた人だというのが合致したのもつい最近です。当時は「すごい美人なコスプレエビ中ヲタだな」と思った程度でしたが、実はBiSの人だったんですね。
元いずこねこのまりちゃんも、すごくかわいいし、言ってしまうとかなりタイプです。しかもトークもおもしろかった。客をあおるのも良い感じでした。

なんだけど、です。
なんだけど、毎回汗かいて、毎回同じ曲でカミヤサキさんがダイブして、こういうライブなのかな?って感じてしまいました。
よくわかんないけどダイブってしたい時にするんじゃないのかな。
曲とか歌詞とかそっちのけで、興奮してるファンの中に飛び込みたい!という感じなのか、怪我しても関係無い!という感じなのか、細かいことはわかりませんが。

なんかこういう予定調和みたいなものが感じられました。
そこがファンの熱量の無さにも感じられてしまって。
もちろんすごく熱く応援する人もいました。僕の後ろの人はずっとアンコール(「まだ足りない!」というコール)をしていました。他の人はすぐ止めたり笑ったりしてましたけど。

なんか「明日プラニメが辞めるかも知れない」って微塵も思ってない応援だな、って感じでした。
どうせまた会えるじゃん、みたいな。
だから僕は、BiSの研究員(ファンのこと)っつったらスゲェ奴らばっか来るんだろうな!って思ってたので、「あれ、今日は研究員は来てないのか」と拍子抜けしました。


この項目をまとめます。

・プラニメの二人は毎回完璧なパフォーマンス(ミスをしちゃ駄目、振りも歌詞も正確に、というような)を目指さない方が良いのではないか
・一回性への希求、危機感、このようなものが感じられない(ももクロファンが大量にライブ離れをしている原因の一つ)
・「初ワンマン!」という感じが無かった

このような感じです。


BiSのカミヤサキといずこねこのミズタマリが組んだ、ということでその話題性もあって今後ファンは増えて行くことでしょう。
もしカミヤサキさんもミズタマリさんも、どちらも血肉を撒き散らして叫び、骨を砕きながら踊るようなパフォーマンスになったとしたらまた見たいと思いました。


細かい事を言うと、音楽に詳しくないけどドラムの人が上手いと感じられないことや、プロデューサーみたいなおじさんがずっとステージに居て気が散った事なども不満です。あと最初にも書きましたけど、どの曲も僕の好みじゃない、というのが大きいです。なので長々と書きましたけど、好き嫌いの問題でしかない。
ただ、好きか嫌いかを超えて訴えてくる何かがこの世に存在することも確かです。


● 2&ワンマンライブ(10月11日)への期待

プラニメを見ながら僕はずっと2&のライブのことを考えていた。
このプラニメを倒すには2&はどうすればいいんだろうか、と。

ももクロは敵を作らないということで「無敵」になることを我々に提示してくれました。
誰も敵じゃないんだ、と。みんなで一緒に歩き、笑い、泣く。

でも2&の場合「倒す」という表現がふさわしい。
もちろんSakiちゃん本人はそんな気など無く、ただ純粋にファンが増えればいいと思っています。
見ている僕からすると、「ファンが多い方が勝ち」という単純なルールで戦い、次々と勝ち進んで欲しいという願いがあります。
「週刊少年ジャンプ」を毎週待ち望んでる、みたいな感じ。
主人公が勝ったり負けたりするんだけど、着実に成長して物語が進んでいく、みたいな感覚。
これが僕から見た2&だ。
だから2&Sakiちゃんにはいろんなアイドルを倒して欲しい。

プラニメを見ていてドラムに不満だったのも、2&の生バンドの破壊力を知ってしまったからだ。
あの、腕とか足とかもうどうなってもいい、みたいな感じでドラムをブチ破るような演奏法にしびれる。これからしたら、今日見たドラムは太鼓の皮を触ったようなもんだ。


去年のワンマンは2&がライブの数日前にSakiちゃん一人になってしまった状態で行われた。
僕は2&の曲が好きだったから推しメンが突然辞めてもう会えないってなった時も、Sakiちゃんが一人ででも続けて行くと決断してくれたことがすごく嬉しかった。
だからSakiちゃん一人になって初めての物販の時にSakiちゃんが「(Sayaじゃないけど)大丈夫ですか?」って不安げに聞いてきた時は、「何言ってやがんでい!」って思った。2&が好きなんだよ!って。

その後一人になってしまったワンマンで披露された『片眼のLiliy』で「助けてええぇぇぇぇ!!!」という絶叫を全身に縫い付けられた僕は単純だから助けなきゃって思った。
それから「2&」という名前のコンセプトが「Saki+ファン全員=2&」というものになった。だから2&としてSakiちゃんと同じチームの一員になったということだ。
あの助けを求めた叫びに答えられているのかわからないけど、以前よりも少しずつ少しずつファンが増えているのが純粋に嬉しい。


あれから一年経って10月11日にまたワンマンライブがやってくる。
あの時一人だった女の子は、今や100人ぐらいの2&になった。
ももクロからアイドルを知った僕からすると「まだこれだけ?」って感じだけど、良いから売れるという世界じゃないことはいろいろアイドルを見てわかってきたことだ。

だから。プラニメみたいな売れることがわかってるようなグループに負けたくない。
カミヤサキといずこねこのコンビ?売れるに決まってる。
しかもクレバーな二人だしどっちもかわいいし、スレンダーだし物販の時の対応もすごく良いらしい。

奇しくもサキとSakiという同じ名前だ。
BiSのメンバーがバラバラになり、いずこねこを獲得したカミヤサキと、Sayaちゃんがいなくなり、代わりに大人数となった2&Saki。

僕は今日プラニメを見ていて、勝手に「2&がプラニメに負けるもんか!」って燃えていた。
それは「仮面ライダー龍騎と仮面ライダーフォーゼはどっちが強いか」みたいな不毛な議論でしかないかもしれない。
それでも僕はプラニメを見ながら2&のことを考えずにはいられなかった。

もしかしたらメンバー脱退というブーストが無い今度のワンマンは、プラスチックのように複製化されたものに感じられるかも知れない。考えたくないけど。
SEKIGAHARAアイドル合戦という腐敗した腐臭のするイベントを経て急成長した姿を見せてくれるかも知れない。
(SEKIGAHARAについては『アイドル感染拡大』の註釈参照)

何が起こるかわからない。
だからこそ良い!
次のページで何が起こるか読めてしまうマンガなんてつまんねぇ!
みんなが飛び上がる1ページを見せてくれSakiちゃん!


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