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実存浮遊

映画やアイドルなどの文化評論。良い社会になるために必要な事を模索し書き続けます。

私立恵比寿中学主演ドラマ『甲殻不動戦記ロボサン』に描かれているアイドルの寓意 

エビ中主演のドラマ『甲殻不動戦記ロボサン』は今見るべきドラマだ。

公式サイト 甲殻不動戦記ロボサン


以下ネタバレを含む内容のため了承の上お進みください。



ストーリーを軽く。

昔宇宙生物に襲来され滅亡の危機を迎えた地球。そこに突如現れたロボットにより危機を脱し、役目を終えたかのようにロボットは活動を停止しそれ以降動くことは無かった。
そこを遊び場に集まる学校や年齢も違う中学生8人。そして次なる危機に備え孤独にロボットの研究を積み重ねてきた男。
ついに出現した敵性ロボット。地球滅亡の危機を迎えた時、少女たち8人には別の危機が訪れる。



この物語を見て僕は、「ロボサンはアイドルそのものじゃないか」と思った。

いくら研究を重ねても不明だった動力源は、どうやら少女たちの感情の高まりらしい。
これは操縦席を持たないロボットマンガであるジョージ秋山『ザ・ムーン』や、それへのオマージュとして作られた『ぼくらの』を思い浮かべる。

些細な事で仲が良かった女の子二人(柏木ひなたと中山莉子が演じる)がギクシャクし始める。
そこで柏木ひなたが演じるちーちゃんが叫ぶとロボットが起動する。
その時、目の光が両目合わせて6つ。胸の光が1つ。合計7つ光る。
もしかしたら7人以上の想いが統一されると動くのか。
それが「5円玉を探す」という理由なのがおもしろい。

この設定は『ザ・ムーン』と同じだ。同じ想いで祈らないとザ・ムーンは動かない。

その後「5円玉を探す動き」と「ロボットの動き」がリンクしている描写が続く。
つまり中山莉子のために一丸となって動き回ることで実は世界を救っていた、ということだ。
ちなみに止めを刺すのは中山莉子演じる工藤ちゃんだった。


■ ロボットという装飾


これはつまりアイドルのことなのではないか。

女の子達が集まり、誰かのために一丸となる。
外部から用意された巨大な力(アイドルで言えば楽曲や衣装や事務所など)を獲得する。
本人たちは世界を救うつもりなんかなく、ただガムシャラに自分たちがやるべきことをやっているだけなのに、実は多くの人々を救っていた。

ロボサンのストーリーを追うと、アイドルのストーリーとぴったり重なることがわかる。


このドラマを見れば我々は感動せざるを得ないだろう。
もちろんそれはアイドルに救われていることに貫かれているからだ。

それはつまり、このドラマを見ればこの世界がどうなっているかわかるということだ。
些細に見えることが実は世界とつながっている。

僕たちの乗っているロボットを動かせるかどうかは僕たち次第だ。


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