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実存浮遊

映画やアイドルなどの文化評論。良い社会になるために必要な事を模索し書き続けます。

「崖の上のポニョ」のディズニー性と空間性 

「崖の上のポニョ」を見ました。

以下ネタバレを含む感想のため、了承の上おすすみください。



内容はと言えば、魚が人間の女の子になるお話、って感じ。
多くの人が指摘しているように、ストーリーなんてあって無いようなものです。
どう見ても人面魚にしか見えないものを「金魚かなぁ」って思える時点で狂ってます。
(悪い意味じゃないですよ。ファンタジーって意味です)

老人ホームにいる一人の老婆だけが唯一「人面魚だ。人面魚を陸に上げると洪水になるぞ」と正しいことを言います。


水の表現が昔のディズニーアニメみたいでした。
黒目のミッキーの時みたいな。
波とか顔にかかる水とか。
わざとそのようにして絵本らしさを出してんじゃないかなぁ。
車でかっ飛ばすとこは「ルパン三世」みたいだし。


宮崎アニメって上昇するシーンが多いですね。
上に向かって何かが盛り上がっていくシーンを見せ所にしてる気がします。
イタンビュアーの武熊健太郎が宮崎監督から聞いたのは、「空間的な位置を大事にしている」ということでした。
アニメを見ながら、ここから右に行くと何があって、向こうには大きな森があって、ということが直感でわかるように描いている、と。

その意味で「上昇」は大事なキーワードです。
場所が特定できると上昇している高さを描かずとも理解できる。
マンガもアニメも舞台も映画も、描かずして客に想像させる、というのが大事です。
そうすることで作品世界が豊潤になる。
ありきたりな表現をすると「命が吹き込まれる」ということです。

感覚的なリアルさを追求し、映像的な絵本らしさを前面に出している「崖の上のポニョ」です。
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テーマ: アニメ - ジャンル: 映画

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