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実存浮遊

映画やアイドルなどの文化評論。良い社会になるために必要な事を模索し書き続けます。

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何者かの哲学 

哲学者永井均著「転校生とブラックジャック」が文庫化されたので購入。

ここである思考実験が行われる。

火星に遠隔輸送機がある。
地球でのデータがすべて火星で復元される。
地球でこの装置に入ると、細胞データや思考データがすべて火星に移送される。

1、火星で復元されると同時に地球で死滅するとしたら、火星にいる人物は自分か
2、火星で復元され、地球でも生きているとすると、どちらも自分と呼べるか
3、火星で復元され、しばらくしてから地球で死を迎えるとしたら、その時地球の自分は死を感じずに済むか


映画「ブレードランナー」を見ました。
DVDにはディレクターズカット版も収録されてたのですが、オリジナル版を見ました。
リドリー・スコット監督はオリジナル版のラストが気に入ってないらしいですが。


レプリカントと呼ばれるサイボーグが出てくる。
人間よりも知能や体力が勝っているサイボーグは寿命が4年と定められている。
ブレードランナーと呼ばれる特捜員はサイボーグと人間との識別法を知っているが、見分けは全然つかない。
レプリカントの中にも自分が人間だと思い込んでいる者がいます。
過去の記憶を植え付けられている。


自分とは何か。
データのみを移されたとして、今いる自分と新しく現れた「自分」との違いはなんだろう。
地球と火星で距離が離れているから区別が付きやすい。
では1m先に登場したらどうか。
クリストファー・ノーラン監督の「プレステージ」には似た命題が出てきます。

サイボーグであることが本人も他人も知らなければ、それはサイボーグと呼べるのか。


例えば、午前0時になった瞬間に、全生命体がひとつずれるとします。
キムタクは香取くんになり、ぶっさんはアニになり、アカレンジャーはアオレンジャーになり、大橋アナは大江アナになります。
精神も肉体も全部移るので、移った本人は昨日までの名残は一切無く、自分自身がまさかキムタクだったとは思ってもいません。
当然記憶も移った人の過去が継続しているので、なんら違和感ありません。

結局これって何も変わってません。
誰も知らないことは何も起きてないのと同じ。

すべてを把握している「神の視点」によってのみ、その差異が理解されます。
だからこの「さかもと」が、サイボーグだろうが昨日はかえるだろうが、なんら意味が無い。
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テーマ: 哲学/倫理学 - ジャンル: 学問・文化・芸術

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