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実存浮遊

映画やアイドルなどの文化評論。良い社会になるために必要な事を模索し書き続けます。

ゴッホ展とノーウェアボーイ 

実存浮遊9周年記念オフ会が開催された。


今回の企画は「ゴッホ展に行こう」と「実存浮遊版シネマハスラー」の2本立て。

まずは六本木へ向かう。
早めに出たつもりが全然集合時間に間に合わず。
主催者がこれでどうするんだ。
というか地下鉄って乗りなれないから迷います。

今回久しぶりの参加の推計職人ママさん(この呼び名でいいのだろうか。月日は流れますな)もいろいろあって、ゴッホ展開館から1時間ほど遅れるとのこと。

先にいらっしゃってたスポンサー教授(いつも参加してくださる方。そしていつも恐縮してしまう方。今僕が成長しているのはこの方のおかげでもあります)とゴッホ展を軽く見て回ることにする。
先日誕生日だったので『完全鉄男』という塚本監督『鉄男』の企画本をプレゼントしました。
でかくて置き場に困りそうなのを選んだ。


ゴッホ展はすごい混雑。
もっと静かに絵画鑑賞ができると思ってた僕は、ちょっと驚きました。
平日の昼間にこんな人来るんだ、と。

そしてゴッホにすごい期待してしまったせいか、震えるほどの衝撃が無く。
ショートムービーを流している場所があり、そこでゴッホの生涯を軽く知り、そこで絵の魅力が高まったけど、背景を知らなければ「凄み」を感じない。
鑑定眼が無いと言われればそれまでですが。

『ひまわり』とか有名な作品が無く。
『ジョジョの奇妙な冒険』の第6部『ストーンオ^-シャン』では耳に包帯をしたゴッホが登場するんだけど、その絵も無く。

ゴッホというよりも、ジョジョらしさに反応して「凄み」を感じるという、倒錯した鑑賞法になってしまいます。

『アルルの寝室』という代表作があり、ゴッホ展ではこれを再現してました。
見る位置によって『アルルの寝室』と同じ構図になる。
小さな部屋にベッドとか配置してあります。
その近くに『アルルの寝室』が展示してあります。

でもお客さんはその再現された偽物の方にいっぱい集まってて、近くにある本物の絵画にはあまり人が集まってなかった。
絵画よりも現実の物が勝利してた。

やはりそうですよね。
120年前の絵よりも、今まさに目の前に存在しているものに反応する。
僕なんか人が気になって気になってしょうがねぇよ。
かわいい係員だな、とか。
いとうせいこうに似た警備員だな、とか。
子供多いな、とか。
音声ガイドを装着する係の女性が雑だな、とか。

絵は動かないし音も出ない。
でもそこを越えようと必死にもがく情念を絵画にぶつける。
その「凄み」はわかりますけど、それよりも人の方に興味がわく。

かわいい女の子とゴッホの絵と、どっちとセックスするかっつったら、当然かわいい女の子とセックスするわけで。
どっちを幸せにしたいか、どっちを笑顔にしたいか、どっちと一緒にいたいか。
こういう基準で判断するのは絵画鑑賞として間違ってるんでしょう。
それでも、生きてる以上は人生を変えてくれる方を選びたいです。

人生観を変えるほどの衝撃を常に期待しているので、それで言うと今回の『ゴッホ展』は期待外れでした。

でも『あおむけの蟹』と『渓谷の小道』という作品は惹かれました。
迫ってくるものがあった。
これを見るだけでも良かったです。
なので、『ゴッホ展』おすすめです。


途中、推計ママさんも参加し、久しぶりの再開で挨拶もそこそこに、スポンサー教授がガイドをしてくれました。
僕はフラフラと見てなかった絵を見に行ったりする。

3人の共通の感想は、「もっと有名なやつ見たかった」です。



映画鑑賞まで時間があるので、軽く食事でもしながら話しますか、となる。

日比谷にあるみゆき座・スカラ座へ。
ゴジラの銅像を観光しつつ、日比谷シャンテの地下で食事。
お寿司。ランチもやってるし、と。

そしたらスポンサー教授は普通の握りを頼んだ様子。
この流れはもしや。
はい、そのもしや、でした。
今回もおごっていただきました。
うま寿司を。

ライブ男も合流し、みんなで寿司を食う。
うまい。
とろける。
うまいしとろけるが、上映時間が迫っている。
映画の前はしっかりトイレに行って、予告からしっかり見たい僕。
あともっとがつがつ食べたいのに、寿司1貫出るスピードが遅いっす。
これが江戸か。

かなりせかせかした現代人みたいになってしまう僕。

もっとゆっくり味わいたかったです。
とろけるうま寿司。
ごちそうさまでした。


そして劇場へ。
トイレ行きたい。

もう予告が始まってます。
始まってるのにチケット嬢が「わざとか?」ってぐらい丁寧に説明してくださいました。
予告の途中から場内に入る。


『GANTZ』に吉高由里子出るから見たい。
あとショートカットの女の子も出るから見たい。

『ノルウェイの森』って初音映莉子が出るの!!

とか思った。


では第1回「実存浮遊版シネマハスラー」の鑑賞作品『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』の始まりです。


ジョン・レノンの若き日を描いた作品。
ビートルズもよく知らないし、ジョン・レノンもよく知らない。
CMで流れる曲ぐらいしか知りません。

でも『イマジン』を歌ってるイメージとはかけ離れたジョン・レノンがいました。
ノーウェア(おちこぼれで居場所が無い)な少年。
エルヴィスに憧れロックを始める不良。
本当の母親と離れて過ごし、伯父さん伯母さんと共に暮らしてたが、伯父さんの死をきっかけに本当の母と再会する。

母や友と出会いいろいろ成長する。

バンドが盛り上がってきた頃に、突然の母の死。
悲しみを経てロックを歌い上げる。
ロックンロールはセックスという意味だと母から教わったジョン・レノンは、ロックンロールとは生と死について叫ぶものだということも知る。


「シネマハスラー」というのはもともと当たり屋的だとライムスター宇多丸も言ってます。
予備知識無いものを見てあーだこーだ言うと。
自分が興味ないものだけど、サイコロの目の出方で見なきゃならないところに、シネマハスラーのおもしろさがあります。

ビートルズを知らないまま見ましたけども、僕の中では不発でした。
ビートルズの曲がもっと流れるかと思ってた。
『ゴッホ展』の場合「こうして私はゴッホになった」というコピーの通り、入り口から出口まで、ゴッホの歴史がわかるような展示の仕方になってました。
でも『ノーウェアボーイ』の場合、なんであんなに有名なジョン・レノンになったのかがいまいちわかりません。
ビートルズを知ってる人にはわかるそうですが、映画を見てるだけではわからない。
複雑な家庭環境で育ったから。伯父や母親の死があったから。と言われれば、確かにそうかも知れない。
でも複雑な家庭環境で育ち、親類の死を体験してる人物なんていくらでもいるわけで。
「だからジョン・レノンはすごいんだ」というのが映画からは伝わってきませんでした。

家族ものの映画だと『紀子の食卓』を越えるものは無いと思ってるので、その点でも評価が厳しくなってます。

ただ、母の死後、母がためてくれてたお金でレコーディングした時の演技は良かったですし、実際ビートルズを聞いてみたくなったというのはあります。
なので、ビートルズを知らない方でもオススメです!!
(「シネマハスラー」は最後どんな映画でもおすすめするのが決まりなのです)


さて、長くなりそうなので、後半は後日アップしますね。
参加者のみなさんありがとうございました。

シネマハスラー第2回もぜひ行いたいと思います。

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テーマ: 映画感想 - ジャンル: 映画

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