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実存浮遊

映画やアイドルなどの文化評論。良い社会になるために必要な事を模索し書き続けます。

映画『ソーシャル・ネットワーク』と『魔法騎士レイアース』のシステム設計者の不幸について 

映画『ソーシャル・ネットワーク』と『魔法騎士レイアース』は似ています。

例のごとくネタバレを含むので、両作を知らない方は読まない方がいいです。



『ソーシャル・ネットワーク』は、「facebook」の創設者マーク・ザッカーバーグのお話。
ハーバード大学の女子学生を2人ずつ比較して、誰が一番かわいいかを決めるサイトを立ち上げ、その日にサーバーをダウンさせるほどのアクセス数を叩き出す。

彼女にふられた腹いせに立ち上げたサイトなんだけど、その後「facebook」を作る。
最初は大学生同士のコミュニティとして広がり、やがてそれが世界に広まっていく。


マークを振った彼女は、マークが作った「facebook」に、マークが作ったと当然知っていながらも登録している。
それほどの影響力があるネットワーキングサービスにまで発展してます。

大学生の社交パーティから爪弾きにされてたイケてないマークは、多くの大学生を参加させる場を作り出した。

映画のラスト、元彼女に友達申請を出し、返事が来るのを更新しながら待つザッカーバーグ。

みんなが幸福に過ごせる場を提供したマーク・ザッカーバーグ。
でもマーク自身は幸福ではない。
元彼女から申請の返信を待つ彼の顔を見よ。



同じ構図を、『魔法騎士レイアース』にも見て取れる。

魔法世界を創造したエメロード姫。
だがその世界が危機に瀕している。
その為に日本から魔法世界に召喚された少女達3人。

彼女達が救おうとしたエメロード姫は、実は魔法世界を崩壊させようとする張本人だった。
みんなが幸福に暮らせる魔法世界を作った姫だったが、姫自身が幸福になれずにいた。
創造主が幸福になれない世界。

映画『ソーシャル・ネットワーク』と『魔法騎士レイアース』は類似する。


創造主は幸福になれないのか。

みんなが幸福になれるシステムと、創造主自身が幸福になれるシステムは両立不可能なのだろうか。

システム設計者が幸福になれるシステムがなければ、そもそもシステム設計者が育たない。
と、我々一般人は思いがちだ。

でも我々の仕事は、システム設計者が構築したシステムが、正しいか正しくないか(楽しいか楽しくないか)を判断し、それを伝えることだ。

システム設計者は、システムを設計せずにいられない。
というか、システム設計者は、ついシステムを設計している。
大事なのは、システム設計者の場を壊さないことだ。

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テーマ: 哲学/倫理学 - ジャンル: 学問・文化・芸術

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