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実存浮遊

映画やアイドルなどの文化評論。良い社会になるために必要な事を模索し書き続けます。

闇での対話は破壊を招かない 

ダイアログ・イン・ザ・ダークに行ってきました。
ダイアログとは対話の意味らしい。
闇の中での対話。
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を意識したかのような名前。

闇の中で日常体験をしようというワークショップ。
5000円なり。
高い。
でも行ってみた。

正直な感想を言うと、聞いた話ほど感動はできず。
コストパフォーマンスとしても悪い。

闇の中。6人の男女が盲目のガイドのもと、様々な体験をする。
最初は橋を渡るのも怯えていた参加者たちは、協力し合うことで一気に親密さが増す。
目の前の人物すら見えない状況で、頼りになるのは杖と耳。


呼びかけでチームが動いていくわけだが、女性の声って聞いてると落ち着きますね。

手探りだから手と手が触れたりね。

でも特筆すべきこともなく。

期待し過ぎたのでしょう。

普段どれだけ視覚に頼ってたのかがわかります。
でもだからなんだというのでしょう。

手を失えば手のありがたさが。金を失えば金のありがたさがわかる。
時間を失えば時間のありがたさが。信頼を失えば信頼のありがたさがわかる。

それと何が違うのか。


普段と違う状況に置かれ、日常に戻った時に「やっぱり日常が一番だ」などと思い直す。
旅行から帰ってきた家族か。


ただ、光が遮断された状況で男女が出会うと、視覚に頼ってる時よりも好感度が増す気がします。
吊り橋とコンクリート橋で愛の告白をした結果、吊り橋で告白した方が成功率が高い、という嘘かほんとかわからない「吊り橋効果」が思い浮かびますけど、明らかに声やしゃべる抑揚に惚れてしまいます。
あと距離感もあると思う。
満員電車以外でここまで接近して人と行動を共にする事って無いですからね。


結論から言うと、世界に対する深度が深ければ深いほど、このワークショップでの感動は薄くなります。
ただ、「ワークショップ」というものに興味は覚えます。
僕の好きな演劇家の宮沢章夫が演劇のワークショップを開いていた。


僕は破壊衝動を持っている。
正確には「被破壊衝動」とでも言うのか。
僕が持っている常識を破壊して欲しい。
日常や世界観を破壊して欲しいんだ。
だから映画でもマンガでも、僕の内面を破壊してくれるものを求めています。
ダイアログ・イン・ザ・ダークはその破壊力が無かった。
闇の深さでは破壊されない。

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テーマ: 日記 - ジャンル: 日記

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