09« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»11

実存浮遊

映画やアイドルなどの文化評論。良い社会になるために必要な事を模索し書き続けます。

地震初日 

3月11日の地震について。

地震が起きた時は渋谷で働いてました。
一時は歩けないほど大きく揺れました。
一発大きなのが来たら死ぬな。
そう思いながら階段を下りる。
同僚と一緒に建物の外へ。

持ってたおまんじゅうを食べ出す同僚。
のんき。


交通機関は完全に麻痺。
バスもタクシーも長蛇の列。
同僚と一緒に新宿まで歩くことにする。
今思えば黙って渋谷に居れば良かったんだけど、何も考えずにただ新宿に向かった。
なんかあるんじゃないかと思って。


同僚の女の子は携帯電話で必死に彼と連絡を取ろうとしてるが、やはり通信も不通。
彼氏が車で迎えに来てくれる、ということで、それに便乗することにする。
渋谷から原宿へ。
途中公衆電話に並ぶ。同僚の女の子(長いので以下たれ目ちゃんと書こう)が家族と連絡を取りたい、ということで。
でも家族にはつながらなかったみたいだった。
不安そうに携帯電話を見つめているたれ目ちゃんの不安を紛らわそう。なんて少しも考えなかったけど、基本的に1対1で居る時は相手を楽しまそうと心がけている僕なので、いつものように場を和ます。
正直その時は情報も無かったので、現在ほど深刻な状況だと知らず。完全に気楽に考えてました。


途中コンビニを見つけては、たれ目ちゃんの携帯を充電するための簡易充電器を探す。
でも無い。

原宿駅が近付くにしたがって、向かう人の人数も多くなる。
人の渋滞だ。
そして原宿駅周辺もすごい人。
座り込んでる人もいる。

たれ目ちゃんに「クレープ食います?」って言う。
原宿っつったらクレープだろ。
んでクレープ食いながら竹下通りを散策。
いろんな店が閉まってて閑散としてる印象。もっと竹下通りは混雑してるはず。

指輪屋が目に入る。1050円。安い。
なのでたれ目ちゃんにはクレープ食いながら待ってもらって、指輪を吟味。
クレープ食い終わったんでゴミを捨ててもらおうと男の店員に「すいません、ゴミ箱あります?」って聞いたらそっけなく「無いっすね」と言われる。
指輪買うのやめようかと思うほどの態度だったけど、安さと「こんな時に急に指輪買う」というネタに負けて購入。
急に指輪買った。


そのまま代々木・新宿方面へ。
相変わらずコンビニには何も無い。

たれ目ちゃんの彼氏とはツイッターで時々やりとりが出来てるみたいで、新宿で落ち合おう、ということになってるらしい。
でもタイムラグがひどくてうまくやりとりできていないようだ。
たれ目ちゃんはブーツを履いてるので歩くのがつらそうだ。

僕は数年前に渋谷から新宿まで歩いたことがあるので、どこまでもお気楽極楽。
というか楽しい。
こんだけ多くの人がただ歩いている状況がおもしろい。
お祭りだ。

途中、大きな声で電話しているギャルがいた。
「え? 新宿どっち?」
と言ってたんで、あっち、という感じで指さしたら気付かれて会釈される。
お祭りだ。

完全にテンションが上がってる僕。一方携帯電話の充電の少なさに不安になってとぼとぼ歩くたれ目ちゃん。

こんなに楽しいのに。
男はいざとなったらその辺で寝りゃあいい、みたいな開き直りができるから楽かもね。

というかそもそも僕は現実感が無い。
基本的に何がどうなったって別に構わないと思ってます。
今回の地震で死者と行方不明者が1000人になろうと、意味が伝わってきません。
1000という数字はわかる。でも何もわからない。

だから他の人の反応がいまいち理解できません。
感情移入ができない。
今回の地震で真っ先に「無事かどうか」「家族が無事かどうか」を聞かれた。
でも家族の心配ができない。友達ならもっとだ。
被災地じゃないからかもしれないけど、まぁ生きてんじゃない、ぐらいにしか思えず。

だから不安になっているのを和まそうといろいろ話しかけるというのは、正確に言うと誤りです。
ただ単純に楽しいから「楽しい」と口にしたまで。

だから僕は社会に生きてるんじゃなく、世界に生きている。
コミュニケーション可能なもの(社会)だけに興味があるわけじゃなく、ありとあらゆるものすべて(世界)に触れたい。

だから今回の非日常は単純に楽しいのです。


歩き続けること2時間。ついに新宿へ。
途中で何か食べようと思ったんですが、どこも満員。それか営業停止。
たれ目ちゃんには悪いことをしましたが、ほぼ休まず歩きました。

新宿もすごい人だ。当然だ。

たれ目ちゃんのツイッターにより、彼氏と、彼氏が拾ってくれる予定の友達とも連絡がついてるみたいだ。
でもやはりタイムラグがあり、現在地がわからず。

いろいろ書かれたところに行くもすでにいない、とかがある。
なので場所を決めてそこから動かないことにする。寒空の中。夜になると冷え込む。

そうしてようやくたれ目ちゃんの友達と合流。
女の子2人。しかもかわいい。
なんて良い日なんだ。これが普通の飲み会とかだったらなぁ。

2人とも携帯電話の充電が少なくなってて不安そうだ。
まずは充電できるところを探そう、ということになる。
充電器は持ってるので、コンセントを探そう、ということに。
いろいろ探し回り、どっかのビルの駐車場にあるコンセントにぶっ刺す。
女の子3人が壁役に。僕が見張りみたいな感じ。
楽しいね。
軽犯罪かも知れないけど。

2人が充電してる間、コンビニから温かい飲み物買ってきたり、「優しいしりとり」を教えたりして過ごす。
なんて紳士的な僕。女の子達が惚れたであろう。

その後ドトールコーヒーかなんかで暖をとる。何も注文しなくてすみません。

それでたれ目ちゃんの彼氏から、渋滞ですごいからある地点まで歩いて来るように指示される。
ようやく希望が。

かわいい女の子2人組のうち、1人が歩いて帰ることを決断。携帯電話の地図サービスを見ながら帰ると。
見送る3人。出会った時間は僕は1時間ぐらいですが。


んで彼氏との合流地点へ。
そしてついに合流。
車内にすべり込むと、すごい安堵感が。
座るって。温かいってこんなに安心するんですね。

途中で男女2人が追加すると言われる。
どーぞどーぞ。

計6名で東京都下を目指す。
僕以外は全員かつてのバイト仲間だそうで、完全に居心地が悪い僕。
人見知りで引っ込み思案なんだぞ。

そしてこの新たに参加した男がよくしゃべるしゃべる。
そして変な感じにする。その場を。
バイトの時の一番の先輩みたいだけど、後輩達が反応に困ってる。でも一応は尊敬されてるみたいだ。
新しく参加した女の子はよく笑ってかわいらしい感じ。
良い奴だな。
バカっぽいけどかわいいバカさだ。

この二人の会話につっこみたくてしょうがない僕。
ところどころ会話に参加しましたけれども。


絶対に出会うことが無かった彼らと僕。
すごいですね。非常時って。


ダイアログ・イン・ザ・ダークの非日常なんか言わば安全で想定された非日常。
本当に僕を揺るがすのはこういう非日常だ。
身体も実際に揺れるし。


無事家に到着したのは午前4時。
そしてなんと鍵をどこかに落としたらしい。

人生は予測できない。
だからこそおもしろい。
そして次の日は普通に出社。
次の日というか帰宅して3時間後ぐらいだ。

眠いっす。

電車も激混みでした。

地震一発で日本は大混乱。


こういう時にこそその人の信頼度が計れる。
隣に居る人が信頼に足る人物か見極めよ。

スポンサーサイト

テーマ: 日記 - ジャンル: 日記

この記事に対するコメント

さかもとさんのことが気にかかっていたので、日記を読んで安堵しました。
震災に対する対応に、惚れそうです。

URL | こなみ #8k04Lhow

2011/03/14 13:31 * 編集 *

Re: タイトルなし

こなみさんへ

コメントありがとうございます。


> さかもとさんのことが気にかかっていたので、日記を読んで安堵しました。
> 震災に対する対応に、惚れそうです。


気に掛けていただいてありがとうございます。
完全に元気です。

どんどん惚れていいですよ。
どの対応に対してそう思われたのかわかりませんけども。

URL | さかもと #tHX44QXM

2011/03/14 23:28 * 編集 *

△top

コメントの投稿

Secret

△top

トラックバック

トラックバックURL
→http://jitsuzonfuyu.blog111.fc2.com/tb.php/750-f11cf34a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

△top