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実存浮遊

映画やアイドルなどの文化評論。良い社会になるために必要な事を模索し書き続けます。

『ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ』と囚人のジレンマ 

映画『ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ』がテレビでやってるので見る。

映画にする必要無いじゃん。
テレビの2時間スペシャルで済む。
こういうのが映画を衰退させるのです。

まぁいいですけどね。


『ライアーゲーム』はゲーム理論がベースになっている。
ナッシュ均衡やパレート最適など、ゲーム理論の基本が用いられる。
ゲーム理論の基本は「自分が一番得をする行動を取る」というものと、「敵も自身が一番得をする行動を取ると考える」というもの。

有名な「囚人のジレンマ」というのはナッシュ均衡とパレート最適のジレンマをマトリクス化したもの。
(何書いてっかわかんないでしょうね。説明しますね)

ナッシュ均衡というのは、均衡状態になることです。ちょうど良い状態。
自分がどのような行動を取ろうと、自分の利益が増えない場合を指します。

パレート最適とは、誰かを犠牲にしなければ利益が生まれない状態を指します。


ここで「囚人のジレンマ」について考えましょう。

2人が捕まった。
別々の取調室で自供を促している。

・2人とも黙秘したらどちらも懲役2年
・相手が黙秘してもう片方が自白したら、自白した方が懲役1年。相手は15年。
・2人とも自白したらどちらも懲役10年。
・2人は相談できず、お互いの状況を知らされている。

この場合、二人にとって一番良い状況はお互いを信じて黙秘することだ。
懲役2年で済む。

だが個人で考えると、一番良いのは相手を裏切って自白して懲役1年を狙うのが一番良い。

でも二人がそれを狙うと、お互い自白し合ってしまい、結局どちらも懲役10年になってしまう。

片方が15年という最悪の事態は免れるが、どちらも2年という一番良い結末にはならない。

これが「囚人のジレンマ」です。


自分の最悪状態を避けようとするために勝利を逃す。
『ライアーゲーム』はまさにこの構図。
天才詐欺師の秋山は、相手の行動の裏をかく。
「ゲーム理論」に則って行動する敵に対し、自分が損をするような行動を取ったり。
あとは用意されたゲームの穴を見つけたりね。


結局は用意されたシステムを壊すしか勝つ見込みは無いって話ですね。

神崎ナオは人を信じ続ける役柄として配置されている。
「囚人のジレンマ」で言えば、相手を信じて黙秘し合う関係性ですね。
そうすることで被害は最小で済むのだ、という考え方です。
でも「ジレンマ」ですから、それはあり得ない。

そこでナオは窮地に陥り、秋山が助ける、という繰り返しですね。


何度も言いますけど、なんでこれを映画にしたのか。
映画らしい映像表現は無いですからね。
映画館で見てたら飽きただろうなぁ。


どうでもいいけど、関めぐみって怖いと思った。

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テーマ: 文明・文化&思想 - ジャンル: 学問・文化・芸術

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