fc2ブログ
01« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.»03

実存浮遊

映画やアイドルなどの文化評論。良い社会になるために必要な事を模索し書き続けます。

都市伝説が生まれる時 [2006年12月28日(木)] 

僕の大好きなテレビ番組のひとつにテレビ東京の「やりすぎコージー」があります。
(他にはNHK「おじゃる丸」とか。あとなんだろ。あと見ないね。ドラマも見なくなったし)

「やりすぎコージー」はほんとすごいと思う。
流行発信基地というか、あえて80年代的な言い方をしてみましたけども、ほんとそんな感じ。
この番組の影響を受けたであろう事象は数あれど、今回は「都市伝説」に注目したいと思います。今週のスポッッッッッットライト。
(どしたんだよ、久米宏出したりとか。)


番組のDVD第一弾でも人気だった都市伝説の回を収録したり、ゲストで都市伝説を語ったハローバイバイの関が、都市伝説の本を出してすごく売れているなど、この番組から都市伝説ブームが再燃したと言ってもいいでしょう。
(少し前になるけど、サバンナ八木が「ぼくの怪獣大百科」という本を出したけど、それも番組で千原ジュニアが紹介したからだ。ちなみにサバンナ高橋は犬井ヒロシで有名)


んでハロバイの関だけど、こいつがほんととんでもないぐらい性格が悪い。小さいっつーか。
まぁそんな事はどうでもいんだけども。

おそらく彼らが語る都市伝説は、ネットですぐに見つかるようなものばかりだと思うんですけど、僕が書こうとしてるのはそういうものじゃなく。
ネタがあれば書きたいんだけどさ。

都市伝説って「怖い話系」とか「社会問題系」とかあるでしょ。
よくあるのが、醜い顔をした赤ちゃんを産んでしまった母親がその子を殺してしまい、次に生まれてきた子がしゃべれるようになったら「今度は殺さないでね」と言った、みたいなやつとか。
あと、事故多発地帯を車で通ろうとした時に危うく崖から落ちそうになり、ほっと一息ついたら耳元で「死ねばよかったのに」と囁かれた、とかね。

おそらくこういう話は映画とか小説からの引用か、それに尾ひれがついて広まったとかそんな感じだと思うんだけど。

「子供の間で広まる系」もあるでしょ。
有名なのが「紫の鏡」というもの。
検索してみると、成人するまでに「むらさきのかがみ」という言葉を覚えていると死ぬ、ってあって、さらに、「白い水晶玉」と覚えていれば大丈夫、という話らしいです。
僕が小学生の時は「白い水晶玉」なんて追加ルールは無く、話自体も「紫の鏡って20歳まで覚えてるとおばけ見える体質になるんだってよ、やべー」って感じでした。
時代、または地域によって内容が変わるのも都市伝説の特徴です。

「社会問題系」の都市伝説と言えば、僕が小学生の頃のやつだと「コカコーラのタンクに人が落ちてそのまま溶けちゃった」とか、あとは有名なのだと、ハンバーガーの肉にミミズが使われてるとかネズミだとか猫だとか言うやつ。
あと東京都庁のビルが緊急時に巨大ロボに変形するとか。
まぁこれは本当なんだけど。
新東京タワーはある国を滅ぼす為のロボットとしての機能がある、とかね。これは今作ったんだけども。
あと、街の雑踏にまぎれ込むと名前を失うと同時に言葉にできない安らぎを得られる、とかね。
(詩か?急に)


都市伝説ってなんなんでしょうね。
噂話とか怖い話とかも含まれるけど、正確に言うと「都市でのみ広まる伝説」です。
噂の発生条件というか、そういう式があるんだけど、失念してしまいました。どの本に載ってたのかも失念してしまいました。
たしか「情報の重要度×情報の信憑性×社会の不安定さ」だったような気がするんだけど。数値が大きいほど広まりやすくなるとかそんなだったような。

もう一度「都市伝説」という言葉に注目します。
都市で発生するのは社会が不安定な時。
「子供の間で広まる系」も、「学校生活への不安」と読めばわかりやすいんじゃないでしょうか。

大混乱にまで発展した噂話や、大事件後に発生した噂話などもあり、さらには「社会の転換期」に発生する噂話もあります。


ここで「信頼」について書きましょうか。
(別に熱血教師みたいな事を書こうってんじゃないんですよ)

「他者を信頼する」とはどういう事でしょう。
我々は、ファーストフード店と呼ばれている場所に行き、見ず知らずの人にハンバーガーを注文すると、ハンバーガーと皆が思っている物が出て来る、という事を学習しています。
昨日体験して何も不具合が生じなかったから、今日も同じ体験が出来る、と無条件で信じています。
これが「信頼システム」です。

この、無条件で無意識の信頼システムが無ければ、我々は生活する事ができません。
どんな乗り物にも乗れないし、何も食べる事ができない。

ハンバーガー屋に行けばハンバーガーが出て来る事を学習している現代ですが、初めてファーストフード店的なものができた当初はどうだったでしょうか。
「知らない人が出した料理を食べる」という事を学習していなかった当時の人々は、当然不安になります。
新しいものが誕生した時代の転換期には「都市伝説」が発生しやすい。
当時も「ハンバーガーの肉には店主が殺した人の肉が使われている」などという都市伝説があったようです。

昨今だと、携帯電話の爆発的な普及にともない、都市伝説も新たに生まれています。
軽く未来予想すると「2011年になってもアナログ放送のままだと、ずっと砂嵐の映像だったのが夜の2時に誰かの死に顔が映る」というような都市伝説が生まれるかもしれませんよ。


社会学的な視点から「都市伝説」を語りましたけど、「都市伝説」には他の面が存在します。
キーワードは「コギャル」です。

コギャルが使う仲間内での共通言語は、方言と同じ効果があるとされています。
それを使っただけで共同体の仲間であると認識させる効果です。

では「都市伝説」はどうか。
「都市伝説」を語り合う仲間。「都市伝説」に怯える仲間。共同体員として認め合う事ができる点で、コギャル語や方言に似ています。


「不安定な時期に発生」し、「共同体に所属するつながり」として機能する都市伝説。
僕が予想した「アナログ放送の砂嵐に浮かび上がる誰かの死に顔」は都市伝説として広まるんでしょうか。


この日記を最後にぷっつりと更新が止まり、「都市伝説について語ると行方不明になる」なんて都市伝説が生まれたりしてね。
スポンサーサイト



テーマ: 哲学/倫理学 - ジャンル: 学問・文化・芸術

この記事に対するコメント

△top

コメントの投稿

Secret

△top

トラックバック

トラックバックURL
→http://jitsuzonfuyu.blog111.fc2.com/tb.php/82-7caa998a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

△top