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実存浮遊

映画やアイドルなどの文化評論。良い社会になるために必要な事を模索し書き続けます。

ニコ生自殺大国ニッポンを見て 

『ニコ生ノンフィクション論 自殺大国ニッポン』を視聴。

途中から見たんだけど、いまいち何をしたいのかわからん。
まぁ自著の宣伝をしたいんでしょうけどね。


自殺抑止について考えることは、社会について考えることだ。

良き社会とは何かを考えることが、結局は自殺抑止について考えることになるだろう。


ニコ生を見てると、どんなことでも自殺のきっかけになると言っているようだった。

向精神薬飲もうが、抗うつ剤飲もうが、精神科医にかかろうが、恋人がいようが、自殺報道されようが、なんでも自殺につながる。


当たり前だ。
宮台真司が言うように、この世の摂理は人知を超える。
人間万事塞翁が馬。

何が良いことにつながるか、何が悪い結果に結び付くかは、その時点では誰にもわからない。


だからできるだけ即効性のある建設的なことをしよう。

僕は「がんばれって言っちゃダメ」という風潮が大嫌いで打ちのめしたいぐらいなんだけども、「がんばれ」という言葉でゆくゆくは追い詰められるとしても、現在その言葉で1日でも生き延びることができるのであれば、全力で「がんばれ」って言いたい。


自殺問題はパラドックスだ。

自殺を無くすことはできない。
なぜなら「自殺ゼロ社会」というものに絶望する存在が一定数存在するからだ。

だから自殺を無くすということはまず考えないことが重要です。


自殺は無くせない。
だが減らすことはできる。

問題は、「どの層を」「どの期間」「どれぐらいの比率で」「何人救うか」が定まっていない、ということです。


自殺は無くすことはできない。

でも減らすことはできる。

ではどうすればいいのか。


「どの層を減らすか」
「どの期間減らすか」
「どれぐらいの比率で減らすか」
「何人減らすか」


■ どの層を減らすか


まずは自殺者がどの層にいるかを調査する必要がある。
富裕層なのか貧困層なのか。
年代は。
趣味は。
人間関係は。

効果的に考えるなら、一番目立つ層に手当てすべきだ。
だが難しい問題として、「一番目立つ層に手当てしたことにより、別の層の自殺が増加する可能性がある」ということだ。
わかりやすく短絡的な例を出すと、「貧困層を救うために富裕層に重税し、富裕層が直撃をくらう」というのがある。


■ どれぐらいの期間減らすか


自殺者を減らす期間を決めることはとても重要だ。

1年の増減を見るか、10年の増減を見るか。

もし1年だけ減らしたいのであれば、2年以降自殺急増しようがどうでもいいような施策も取れるわけです。
これは極めて社会学的な問題です。


■ どれぐらいの比率で減らすか


どれだけ減らすかはとても重要です。
例えば、100人いた自殺者を何人にするか。
減らそうとする比率によって施策が変わってくる。


■ 何人減らすか


年間3万人が死んでる。
これをどこまで減らすのか。

そもそも何人自殺するのが正常な社会システムと呼べるのか。

例えば、先進各国の自殺率と日本を照らし合わせて考えればいいでしょう。
人口に対する自殺率により、目標とする自殺者数が算出される。


以上のように、ただ「自殺者を減らせ」とするのがどれほど馬鹿げているかおわかりになったでしょう。

番組では、震災以降どうか、自殺した地域ではなく自殺者の住所で比率を出せ、あと追い自殺はどうか、などともっともらしいことしか話していなかった。


世の摂理は人知を超える。

何が起こるかわからない以上、何か起こった時にすべてが瓦解するような生ではダメだ。

大事なのは3つ。

・社会学的素養を身に付けよ
・自殺率低下のために問題を細分化・明確化せよ
・予測不可能な未来に立ち向かうための共同体を構築せよ




自殺について語ることで、救われる者がいると同時に追い詰められる者もいるということに敏感でいたい。
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テーマ: 哲学/倫理学 - ジャンル: 学問・文化・芸術

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