07« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»09

実存浮遊

映画やアイドルなどの文化評論。良い社会になるために必要な事を模索し書き続けます。

ももいろクローバーZと震災 

久しぶりに兄と電話で話した。
家の電話は勧誘が多くてずっと無視してきたんだけど、兄も何度かかけてきてたらしい。
まぁ最近は遊びに出かけてる事も多かったんですけどね。

合図としてコールを2回、3回、2回で切るとかね。
『レオン』みてーな。


そこでももいろクローバーZの話になる。

ここの日記を読んでももクロを見てみたけど、いまいち良さがわからない、とほざく。

だったら『Chai Maxx』と『Z伝説 終わりなき革命』を歌詞付きで見ろ!! と言い放ちました。
なので本日はこの2つのPVについての自説です。



■ 『Chai Maxx』の不屈性


『Chai Maxx』は2011年3月9日に発売された『ミライボウル』のB面曲。
震災直前に発売された作品として、現代社会と併せて語るのに相応しい作品です。


「ChaiMaxx 歌詞付き動画」


リングに立ちボクシンググローブを装着する少女たち。
自分を殴り変顔をするシーン。武藤敬司のプロレスLOVEポーズやドリフの振り付け。カメラ目線で何者かと戦っているシーン。

大きく分けてこの3つのパートで構成されています。


『Chai Maxx』はキングオブコメディ高橋を落涙させ、熱烈なファンへと仕立て上げた作品です。
高橋が言うように歌詞が、熱い。


ももクロは路上パフォーマンスから始まった。
チラシ配りなども自分たちで行い、紅白出場を夢見て全力で目の前の仕事に挑む姿が心を打つ。

ももクロの助走期間を象徴する集大成が『Chai Maxx』と言えます。


歌詞の内容を要約します。


惨敗のトラウマを脱ぎ、頂点を目指すために挑み続ける。

「こんなん困難なんて言えないよ」

「情熱や純愛ものほほんと歌ってたら刺さんない」

「傷ついたって、そんなん損なんて思わない」

永遠延長戦。
ミスマッチゲームだとしても戦って新境地を目指す。


『はじめの一歩』の鷹村VSホーク編で泣けるならば。
『逆境ナイン』の不屈闘志に奮い立つならば。
『天元突破グレンラガン』のカミナに熱くなり、シモンの成長に震えるならば。
ももいろクローバーZの姿に撃ち抜かれるより他無い。
(ももクロ戦略の素晴らしいところは、動画を削除しないところだ。新規ファンがいつでも過去関連動画を見ることができるようになっている。いつでも歴史を振り返ることができるので、現在どのようにして彼女たちが僕たちの前に立っているかが調べれば理解できるようになっている)


PVでは自分を殴り変顔をする彼女たちが映し出される。
当然これは「敵は自分の中にあった」という歌詞を映像化したものだ。

そして彼女たちはリングに沈んでいく。
倒れる彼女たちはそれでも立ち上がる。
何度でも何度でも。

最近の、過剰とも言える活躍を見れば、それが作り物ではないことがわかるだろう。


「かかってこいや」とばかりに煽る挑発的な振り付け。
戦い続けるという力強い歌詞。

そしてこれらが証明されるのが震災以降だ。



■ 震災以降のももいろクローバーZ



ももいろクローバーに2つの大きな衝撃を襲う。

サブリーダーとしてメンバーを支えてきた青担当の早見あかりの脱退と、3月11日以降の震災だ。

そうして発表されたのが『Z伝説 終わりなき革命』です。

2011年7月6日に発売されたこの作品は、ファーストアルバムの先行シングルとして発表されました。

戦隊ヒーローものの格好をした彼女たちが、「ももいろクローバー」から「ももいろクローバーZ」になった勇姿を描く。


「Z伝説 歌詞付き動画」


アルバム『バトルアンドロマンス』収録の『ももクロのニッポン万歳』の東北パートが顕著だが、この曲は震災以降生きていく者たちへのメッセージソングになっている。

「拳握れ涙ぶちのめすぜ」

「絶対あきらめない」

「もっと強くなれる」


いつでも全力で物事に挑む彼女たちを知っていれば、彼女たちが本気でみんなを笑顔にしようとしているのが伝わるはずだ。


日本復興を歌った『Z伝説』には、もうひとつ別の面がある。
それは早見あかりへのメッセージソングという面だ。

「一人でも一人ぼっちじゃない忘れないでいていつも君のことを想って歌うから」

ここでの「君」とは、早見あかりの事も指す。

「どんなに辛くて長い戦いとしても信じ続けりゃいつか叶うんだ」

路上時代に紅白歌合戦を夢みた少女たちは、徐々に活動の場を広げ、青年館でのクリスマスライブや中野サンプラザでのライブも行なった。
信じ続け実際に夢を叶え続けている彼女たちが言ってる言葉に嘘はない。


「私たち泣いている人に何ができるだろう それは力いっぱい歌って踊ること」

この歌詞の通り、肉体を酷使して踊り、声を張り上げて歌う彼女たちに勇気づけられる者たちが続々と増えている。


最後の声を張り上げた「絶対あきらめない」に震える。

前向きで単純でわかりやすいフレーズ。


彼女たちはどこまでも前向きだ。



『Chai Maxx』で打ちのめされても立ち上がり続ける彼女たち。
『Z伝説 終わりなき革命』では打ちのめされ続けている人たちを、彼女たちの身体性を持ってすくい上げようとしている。


震災以降何が必要か。

それはももいろクローバーZが指し示してくれるだろう。

スポンサーサイト

テーマ: ☆女性アイドル☆ - ジャンル: アイドル・芸能

この記事に対するコメント

△top

コメントの投稿

Secret

△top

トラックバック

トラックバックURL
→http://jitsuzonfuyu.blog111.fc2.com/tb.php/914-b90108b1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

△top