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実存浮遊

映画やアイドルなどの文化評論。良い社会になるために必要な事を模索し書き続けます。

戦闘美少女:百田夏菜子の身体性による表出『ももいろクローバーZ論』 

■ 戦闘美少女:百田夏菜子の身体性による表出『ももいろクローバーZ論』



ももいろクローバーZの赤担当・リーダー百田夏菜子の魅力とは何か。

バナナマン日村が「センターに立つ人間は生まれながらに決まっている」と言った。


おそらく百田夏菜子の魅力は、百田夏菜子自身にのみ言及していると、多くのものを取りこぼすだろう。

それは『ニコニコキングオブコメディ』の高橋の発言でもうかがえる。
『極楽門からこんにちは』のDVDのラスト、締めの言葉になった時にメンバーがリーダーに自然と託し、そこを見て震えたと。
普段は馬鹿で頼りないリーダーなのに、メンバーから絶大な信頼を得ていることがその場面だけでわかる。
高橋はこのように評している。


確かに百田夏菜子には、語った途端にこぼれ落ちてしまいそうな伝えきれない魅力が、ある。


■ 物語が輝度を加速させる


僕が初めてももいろクローバーZを知り、百田夏菜子を見た印象は良くなかった。

顔はタイプじゃないし、踊りがうまいわけでもないし。
リーダーらしい振る舞いもしない。
正直、「取り柄が無いからリーダーって役を与えられただけなのかな」と思ってました。

こう思ってた当時の僕を殴り殺したいです。


知れば知るほど百田夏菜子の輝きが増す。
(これはメンバー全員に言える。彼女たちの事を知れば知るほど良質な映画のように多様な読み解き方ができる。受け取り手の人生に対する深度が深ければ深いほど、ももクロちゃんから受け取る物が大きくなるだろう)


ももクロちゃんにどっぷりはまったきっかけは『Z伝説 終わりなき革命』です。

声を張り上げて叫ぶ「絶対諦めない!!」に撃ち抜かれました。

身体を酷使し、声を張り上げて叫ぶ彼女たちは戦闘美少女だ。

その後早見あかり脱退という一大事があって現在の5人になったことを知る。

中野サンプラザ大会DVDで「早見あかりFINAL」を鑑賞すると、そこにはとてもリーダーとは言えない、ただの少女が立っていた。

プロだと言うのに泣いて言葉に詰まるし、落ち着きがなくマイクを持ち替えもじもじする。

でもこの夏菜子ちゃんの、「表現」ではなく「表出」に揺さぶられる。
有り体に言えば、彼女は一番「人間らしい」。
嬉しければ笑うし悲しければ目一杯泣く。

我々はアイドルとしてではなく、百田夏菜子としてメッセージを受け取る。

「表現」ではなく「表出」を乗せて訴えてくる身体性。

これが百田夏菜子の最大の魅力だろう。

(補足:「表現」とは相手に伝わったかどうかで成功か失敗か判断。「表出」は自分がすっきりできたかどうかで成功か失敗か判断。この二つは同時に成功することも、同時に失敗することもありえる。夏菜子ちゃんは両方成功してるということ)


■ 百田夏菜子は自身を写す鏡である


そして何より、多くの人が夏菜子ちゃんに惹かれている現状こそが、彼女の魅力が本物である証拠だ。

四の五の言ったところで無駄だ。
彼女の姿を見れば思考ではなく魂で理解できるだろう。



百田夏菜子を評してある人は『純粋さ』を説くだろう。
またある人は『全力』と説く。
『ひたむきさ』『表情豊かなところ』と訴えるだろう。

おそらくこれらは、評している人自身の内面にあるものを浮き彫りにしている。

かつて自分自身にあったすばらしさに、再び気付かせてくれたことに対して、感謝とエールを送っているんだ。


夏菜子ちゃんに多くの人が惹かれるのは、あなた自身がいつもひたむきにがんばっているからだ。
夏菜子ちゃんを応援したくなるのは、あなた自身が純粋で全力だからだ。


だからこそ彼女が語るファンへの感謝の気持ちが嘘偽り無いものとして胸を打つ。
なぜならあなた自身が彼女を嘘偽り無く応援しているからだ。

そして夏菜子ちゃんも本気であなたの事を応援しているんですよ。


■ 胸を打つ表情


最後に、夏菜子ちゃん推しでも無い僕でも惹かれてしまった彼女の表情を列記したいと思います。


 僕の大好きな曲『ピンキージョーンズ』で「ちゃぱちゃぱ」という部分があるのですが、ここは無表情でやるんですよね。
でもライブだと無表情を我慢しきれず笑顔がこぼれて「ちゃぱちゃぱ」ってやってる夏菜子ちゃんがかわいいです。


 夏菜子ちゃんの魅力が際立ったのはなんと言っても中野サンプラザ大会2部の、早見あかりへ言葉を贈るシーンでしょう。

もじもじして何度もマイクを持ち替え、少女のように大泣きする姿は、何度見てももらい泣きしていしまいます。


 それに関連して、早見あかりが初めてメンバーに脱退表明する場面も泣ける。
一度あかりんに何か言いかけて見つめるんだけど、そのまま何も言わずにこらえるんです。


おそらく「リーダーとしての重責」という言葉は彼女には無いと思う。
でも早見あかりの親友として、あかりんにもっと何かできたんじゃないか、と自分を責めているような姿には心を打たれます。



ここまで書いてて思ったけど、百田夏菜子の魅力は、リーダーなのにリーダーとして振る舞うことが無いからかも知れない。

いつだってリーダーとしてではなく、百田夏菜子として接する。
リーダーとして発言するのではなく、百田夏菜子として発言しているのだ。


写真撮影でも後ろに下がろうとして自分だけ目立つことを嫌がったり、夏菜子ベアダー(『Z伝説』の時のぷしゅーのかぶりもの)も自分だけ目立つから嫌だと泣いた、というエピソードは有名です。


暴言に聞こえるかも知れないが、百田夏菜子がリーダーとして振る舞った事は一度も無いのかも知れない。

そしてももいろクローバーZの魅力とは、リーダー不在の中、みんなで力を合わせている点にあるのかも知れない。



永遠に頼りないリーダー百田夏菜子。
つまり、どこまでも成長し続けるリーダー百田夏菜子。

あなたの笑顔と泣き顔が世界を変える。

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テーマ: ☆女性アイドル☆ - ジャンル: アイドル・芸能

この記事に対するコメント

表現とは伝わってこそ表現

2chから流れきました。

「ももクロはがんばってる」「ももクロは全力だ」と世間では言われていますが、違和感を感じています。
他のアイドルグループもがんばってますし、結構全力です。

では、なぜももクロの全力がだけが特段評価されているのでしょうか?

それは「ももクロの全力は『伝わりやすい』から!」だと思います。

他者に伝わるかどうかに着眼している論評は私の他では実存浮遊さんが初めてでしたので、夜が遅いのですがコメントをさせて頂きました。
自己紹介は致しませんが、哲学・統計学が共通してます。 この場合の伝わるかどうかという観点は哲学か心理学か?迷いますが、
これからもこのブログを拝見させて頂きますので、よろしくお願い致します。

URL | Hiro #SFo5/nok

2012/05/21 01:48 * 編集 *

Re: 表現とは伝わってこそ表現

Hiroさんへ

> 2chから流れきました。

2chから。
ありがたいことです。



> 他者に伝わるかどうかに着眼している論評は私の他では実存浮遊さんが初めてでしたので、夜が遅いのですがコメントをさせて頂きました。

表現と表出については何度も宮台さんの本を読んだのでこだわりがあります。
両方成功しているももクロちゃんはすごいです‼


> 自己紹介は致しませんが、哲学・統計学が共通してます。 この場合の伝わるかどうかという観点は哲学か心理学か?迷いますが、

統計学に疎いのでいろいろお聞きしたいです‼
哲学も話したい‼
またお待ちしてます。

URL | さかもと #-

2012/05/22 09:37 * 編集 *

TIFの走れ!のソロパートの時の表示がたまらなく好きです。

http://www.youtube.com/watch?v=9Rt5cSeFHNY (02:11~)

URL | #-

2012/05/22 23:30 * 編集 *

TIF

コメントありがとうございます‼

> TIFの走れ!のソロパートの時の表示がたまらなく好きです。

TIFの『走れ!』で撃ち抜かれた人多いですよね。
確かにあの表情は素晴らしいです。
世界を変えて欲しいです‼

URL | さかもと #-

2012/05/22 23:57 * 編集 *

スミマセン
表情と入力したつもりなのに・・・表示w

URL | #-

2012/05/23 00:11 * 編集 *

Re: タイトルなし

> 表情と入力したつもりなのに・・・表示w


ほんとだ
全然気付きませんでした(笑)。

URL | さかもと #-

2012/05/23 02:53 * 編集 *

ブログ拝見しました。
ランダムにコメントし申し訳ないです。とても楽しく興味深く拝見しております。
さて、私の推し、リーダー百田夏菜子です。私は、「夏菜子は地球を救う力がある!」とさえ思っています(笑)なんなんだ、その天真爛漫さは!なんなんだ、その本能の表現は!なんなんだ、その身体能力は!なんなんだ、その魂の咆哮は!といつも驚愕し魂が揺さぶられます。記事タイトル“戦闘美少女”いいですね。戦禍の街、炎の中、傷付いた仲間、ひとりボロボロになりながらも前のめりに闘う夏菜子。瞳はまだまだ輝き、「絶対諦めない!!」とZ伝説はまだまだ続く…。

URL | コノウタ #-

2012/05/24 14:10 * 編集 *

Re: タイトルなし

コノウタさんへ

コメントありがとうございます。



> さて、私の推し、リーダー百田夏菜子です。私は、「夏菜子は地球を救う力がある!」とさえ思っています(笑)


世界にメッセージを伝える時に、かならず夏菜子ちゃんは不可欠です。
当然今の5人が絶対ですけど。
やはりなんと言っても夏菜子ちゃんですよね。


「戦闘美少女」という単語は、精神科医の斉藤環氏が提言したものと記憶してます。
綾波レイやセーラームーンについて言及されてたと思いますが、
何かを失い大きな力を得る、というのはももクロに当てはまると思います。

夏菜子ちゃんの強みは悲痛さが無いところですね。
愛すべきバカというのがみんなから協力を得られる利点だと思います。

URL | さかもと #-

2012/05/25 11:25 * 編集 *

俺はメンバーみんな大好きで、いわゆる箱推しのかなこ寄りです。


本当に、筆者さんのおっしゃるとおりで、かなこの魅力を語る時って、語る時にこぼれ落ちちゃいそうになります。友達にももクロの魅力、そして、かなこの魅力を伝えたいとき、ほんとテレパシーで伝えたいぐらいです。


可愛いとか、そういう言葉とかじゃ足りないぐらい、ほんと狂おしいぐらい愛おしく、素晴らしい人間だと思います。


と同時にうらやましいし、尊敬の対象でもあります。


俺はなかなかのひねくれ者なので、あんなふうに 無邪気でステインレスで活力に満ちた かなこが凄いうらやましいし、惹かれます。これは、ももクロちゃん全体にもいえることなんですけどね。


そして、ももクロちゃんに出会ってから俺は、明るくなりました。 それまでヒドく毎日憂鬱で、ダウナーだったんですが、 今はだいぶポジティブで、 なんであんな毎日くだらないことで悩んでいたのかが不思議なくらい 明るくなりました!


まさしく、生きる活力です!


あー好きすぎます!


そして、ももクロに対する想いが溢れ出しまくっててエキサイトしすぎてヤバいとき、このブログのももクロ論を観るのがクセになってます。


筆者さんのももクロ論、本当共感するので、自分と同じくらいの熱量の文を見たくなるのです!


そして細かすぎる話なんですが、 「ももいろクリスマス2011」の特典映像の、あまのじゃくに他人行儀に接してきた川上さんへの、かなこが「ムカつく!」という場面、あまりにも可愛すぎて狂いそうです。


そしてかなこは、ワンピースでゆうルフィ船長のような感じがしますね。


かなこの代名詞でもある「えびぞりジャンプ」に代表される身体能力、先頭に立って身体を張る姿、くったくのない笑顔、可愛いおバカさんなところ とか


とにかく語り尽くせない魅力。



すいません。長文駄文、失礼しました!


URL | リョウ・サカザキ #-

2012/08/13 02:24 * 編集 *

リョウ・サカザキさんへ

コメントありがとうございます!


> 可愛いとか、そういう言葉とかじゃ足りないぐらい、ほんと狂おしいぐらい愛おしく、素晴らしい人間だと思います。


僕自身夏菜子ちゃんはまったく好みのタイプじゃなくて声がかわいいとも思わないし、身体も痩せすぎてて魅力を感じたことはありませんでした。
でもももクロを知れば知るほどかわいく見えてきます。
人間的に惹かれるからかわいく見えてもくる。


> まさしく、生きる活力です!


ほんとももクロのことを考えない日が無いですよね(笑)。
誰だったか芸人さんが言ってましたけど、ももクロに出会う前はどんな生活をしてたのかよく思い出せません(笑)。


> そして、ももクロに対する想いが溢れ出しまくっててエキサイトしすぎてヤバいとき、このブログのももクロ論を観るのがクセになってます。


ありがとうございます!
僕もよく自分のブログ読み返します(笑)。


> そして細かすぎる話なんですが、 「ももいろクリスマス2011」の特典映像の、あまのじゃくに他人行儀に接してきた川上さんへの、かなこが「ムカつく!」という場面、あまりにも可愛すぎて狂いそうです。


おそらく川上さんはあの時、敬意を表してあのように接したと思いますよ。
夏菜子ちゃんはバカにされたように感じたみたいですが(笑)。
でもそこに強固な師弟関係が見え隠れしますね。

川上さんのマネージメントを超えて成長することを川上さん自身望んでるでしょう。

URL | さかもと #-

2012/08/13 08:20 * 編集 *

リーダーの資質は能力よりも、頼りになるかどうかだと思います。
その点、百田さんは信頼が絶大だなとは思いますね。
あとはアクロバットで沸かせてきた実績もあるとは思いますが、単体で人を楽しませる能力が高いです。
他のメンバーだと玉井さんは生かす能力、高城さんは生かされる能力かなと思います。
常識がなく、天真爛漫、猪突猛進、えくぼ等が影響してるのだとは思いますが、規格外のことを始めるので見てて飽きないです。
もも見では突然チャイマ踊り始め、関西の噴水バツゲームのチャイマのフリは噴水回り始めて、ももクロ団のコイン落としでコイン浮かべ始めたり快挙に暇がないです。
百田さんは自分からいく能動的なアドリブ強いイメージがありますが、それが彼女に対する信頼感に繋がってるのかも?

URL | 9jr #cRy4jAvc

2012/12/11 12:20 * 編集 *

9jrさんへ

コメントありがとうございます!
返信遅くなって申し訳ありません!



> リーダーの資質は能力よりも、頼りになるかどうかだと思います。
> その点、百田さんは信頼が絶大だなとは思いますね。


今はほんと頼れる存在ですよね。
でも執筆当時はほんと頼りなさげな感じがしたんですよ!(笑)。
急成長したと思います。
4人の支えも当然ありますが。


> もも見では突然チャイマ踊り始め、関西の噴水バツゲームのチャイマのフリは噴水回り始めて、ももクロ団のコイン落としでコイン浮かべ始めたり快挙に暇がないです。
> 百田さんは自分からいく能動的なアドリブ強いイメージがありますが、それが彼女に対する信頼感に繋がってるのかも?


やっぱあかりんが脱退して背中押されなくても前に出ようと努力しているんだと思います。
それをわかってるから4人も前に出そうとするんでしょう。
あかりんが脱退してより絆が深まったのは今を見れば明らかかなと。
リーダーらしくないと自覚していながらリーダーとしての重責をまっとうしようとするところが惹かれますね。

URL | さかもと #-

2012/12/15 02:02 * 編集 *

>知れば知るほど百田夏菜子の輝きが増す。
>(これはメンバー全員に言える。彼女たちの事を知れば知るほど良質な
>映画のように多様な読み解き方ができる。


>かなこの魅力を伝えたいとき、ほんとテレパシーで伝えたいぐらいです。

>可愛いとか、そういう言葉とかじゃ足りないぐらい、ほんと狂おしいぐらい愛おしく、素晴らしい人間だと思います。

>と同時にうらやましいし、尊敬の対象でもあります。


全く同感です。映像を見て涙が出たり、魅力にひかれたり、この自分に
ありえないような、自分自身の気持ち、感情、反応は何なのだろうかと。

今思いついたのは、オリンピックで女性で魅力的な人がメダルを取ったとき、こんな人がよく頑張ったなと、ひかれるものがあるけど、それに近いのかもしれない。

URL | 輝けでこちゃん #-

2013/02/03 01:50 * 編集 *

輝けでこちゃんさんへ

コメントありがとうございます!


> 全く同感です。映像を見て涙が出たり、魅力にひかれたり、この自分に
> ありえないような、自分自身の気持ち、感情、反応は何なのだろうかと。


まさに感情を揺さぶられる、ということですね。
感情とは自分であって自分で操作ができない部分です。
感動した理由をあとから付けることはできますが、「よし、感動でもするか」と思って行動して感動するわけではありません。気付くと感動しています。



> 今思いついたのは、オリンピックで女性で魅力的な人がメダルを取ったとき、こんな人がよく頑張ったなと、ひかれるものがあるけど、それに近いのかもしれない。


ももクロはアスリートですね。悲壮感を出しませんが。

URL | さかもと #-

2013/02/03 11:09 * 編集 *

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このコメントは管理人のみ閲覧できます

| #

2013/02/03 17:56 * 編集 *

輝けでこちゃんさんへ

コメントありがとうございます!


AKBは確かに簡単に紅白に出た感じですね。
ももクロは過剰なまでに紅白というイメージを装飾した感じです。
紅白なんてまともに見たことなかった僕が録画までして最初から最後まで見続けましたからね(笑)。
おそらくこういう人は多かったと思います。

AKBは誰でもなれる、と女の子に思わせたところが勝因だと研究本に書かれています。


ももクロは戦うだけがすべてじゃない、というのを教えてくれました。
みんな仲間になれば平和じゃん、と。とてもわかりやすいです。
難しいことを考えないから純粋さが際立ちます。


AKBはメンバーが入れ替わるのが利点でしたが神7は代替が利かないですからね。
そして主要メンバーが抜けていくことを発表してますし。

URL | さかもと #-

2013/02/04 00:08 * 編集 *

>ももクロは戦うだけがすべてじゃない、というのを教えてくれました。
>みんな仲間になれば平和じゃん、と。とてもわかりやすいです。
>難しいことを考えないから純粋さが際立ちます。

そう。AKBの選挙で戦わせるシステム、それが当たり前だと思っていた。
競争していいものが残っていく。より良い物、優れた女性が勝ち残り、
ボクシングや爆笑オンエアバトルのように、数年経ったら最強のチャンピオン、最高のアイドルが誕生する(だろう)。

・・・その生物の進化、競争と淘汰のシステムが、今ももクロ5人に
ひっくり返されそうとしている。メンバーチェンジも無く、容姿も
恵まれているとはいえない、歌も音程を少し外すような、・・・それが
努力と全力で、(少なくとも自分はYoutube見て何度感動して涙し、
面白いと思い、)そんな自分が好きなものが国民的アイドルの双璧に
なって、、、凄いこと。

>紅白なんてまともに見たことなかった僕が録画までして最初から最後まで見続けましたからね(笑)。

同じく、今回だけは、どういうわけか、録画したものを、何回も見ました。
全員ではなくて、好きなもの、心に何か引っかかった5~6人程ですが。

URL | 輝けでこちゃん #-

2013/02/09 01:16 * 編集 *

輝けでこちゃんさんへ

コメントありがとうございます!


> ・・・その生物の進化、競争と淘汰のシステムが、今ももクロ5人に
> ひっくり返されそうとしている。メンバーチェンジも無く、容姿も
> 恵まれているとはいえない、歌も音程を少し外すような、・・・それが
> 努力と全力で、(少なくとも自分はYoutube見て何度感動して涙し、
> 面白いと思い、)そんな自分が好きなものが国民的アイドルの双璧に
> なって、、、凄いこと。


震災が大きく関わっていると考えています。
AKBはすでに総選挙や握手会などのインフラが社会に食い込み過ぎていて震災以降も容易に脱することができませんでした。
一方ももクロはAKBへのカウンターとして歩みを進めていたところに震災が起こった。
ある意味それがブースターとなりました。

URL | さかもと #-

2013/02/10 00:23 * 編集 *

どうもありがとうございます。
>震災
紅白から見始めたのですが、当時はももクロ知らず、AKBが被災地に行ったという話は聞いていました。

逆向きに見ると、3月11日震災、4月10日あかり引退、その後Z伝説、
2011年は大コンサート、紅白出れず、1年間息切れせずに1年間も
走り続け、2012年紅白初出場、って、当時から追っていた人や時間の流れ
は凄いですね。

今「DNA狂詩曲」を歌詞付きで初めて見て、
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=alh_r51DnWc

歌詞の
「ねぇ キミといるだけで
なんか 遺伝子が笑う
絆なんてもんは今更
言わなくていいから
ギュッと握った手をつないで行こう」

ってほんと凄いですね。ハードを提供した人(ももクロへ作詞作曲した人)、
それを歌うももクロ。
でこちゃんと5人以外には誰にも歌えないような内容で、
ももクロ以外ありえない。

震災後の「絆」という言葉に、「そうはいっても東北に原発押し付けて
都会でいい生活してそれは絆か?ごまかしてるんじゃないか」と思ってた
けど、ももクロの場合はそんな言葉をあっさりと超えていく、凄い。

URL | 輝けでこちゃん #-

2013/02/10 18:25 * 編集 *

>『ピンキージョーンズ』で「ちゃぱちゃぱ」という部分があるのですが、ここは
>無表情でやるんですよね。
>でもライブだと無表情を我慢しきれず笑顔がこぼれて

紅白でも!初めて紅白見たときはももクロはノーマークだったけど、
ただサラバの「泣かないで ちゃらちゃらちゃらちゃら」のところで、
「泣かないで」なのに一人だけうひょうひょ満開の笑顔だったのは、
印象深かったです。

URL | 輝けでこちゃん #-

2013/02/10 18:29 * 編集 *

>私は、「夏菜子は地球を救う力がある!」とさえ思って
>います(笑)なんなんだ、その天真爛漫さは!なんなんだ
>、その本能の表現は!なんなんだ、その身体能力は!な
>んなんだ、その魂の咆哮は!といつも驚愕し魂が揺さぶ
>られます。

全く自分も「なんなんだ」という状態です。

>世界にメッセージを伝える時に、かならず夏菜子ちゃん>は不可欠です。
>当然今の5人が絶対ですけど。
>やはりなんと言っても夏菜子ちゃんですよね。

ほんとに、震災や戦争やら人の繋がりや争いやらということを考えた時に、

「ねぇ キミといるだけで なんか 遺伝子が笑う 絆なんてもんは今更 言わなくていいから ギュッと握った手をつないで行こう」

でこちゃんを中心にげらげら笑いながら前に進むこの5人は。

自分の身内相手に犯罪や殺人や戦争は無いけど、この5人は他人なのに第3者じゃなくて第2者、身内かよというようなUtube、Ustreamのグダグダ映像、私も自分がももクロを応援する気持ちっていうのは、アイドルや性的なものというより子供か孫かっていう感じで。

「可愛い」とか「笑顔」とかいうキーワード。

マクロスで当時はアイドルを話に入れた理由で、スタッフの人が(誰だったか)アイドルはメカ、ロボット、戦争と最も逆だからとかいう理由で、そんな深いものじゃない印象だった。

今、「ももクロ」、アイドルとメカ、プロレス、Z戦争、それらはkマネージャーらの趣味だと思うのだけれど、なんかでこちゃんだったら、世界平和をやらかしてくれそうな気が。

URL | 輝けでこちゃん #-

2013/02/10 18:54 * 編集 *

紅白まで興味なく、「今年の紅白はついに目玉なし(ぷりぷり程度)。
渡辺美里のような特別な人は誰もおらず、もっともつまらない紅白」と
思っていた。

紅白の出場者決定の前の「ももクロ出場決定」この時は、全然興味
なかった。ただ、記者会見、J-POPなどの大勢の初出場歌手、みんな
おどおどしてた(当たり前だけど)つまらない新人ばかり、と思っていて、
当時興味なかったけど百田夏菜子だけ、凄くはっきりとしてて一人だけ
違うと思った、テレビ見て「やる気あるの、この人しかおらんやんか、、」
と言ったのを覚えている。
(当時はサラバしか耳にしたことなかったから、まあももクロも今どきの
J-POPなんだろうな、としか思ってなかった)

あの記者会見や、紅白サラバを歌ってる時の、まっすぐ輝くうひょ顔。
まっすぐ。普通は挨拶、頭でいろいろ考えて間違えないように順番に何を
言おうか、となるのに、

心の中に、まずあの笑顔のような感情があって、その感情から降りてくる言葉を紡ぎながら表現しているように見える。

ももクロが凄いのは、面白いのは、感情が、表情が凄いのは、実は、
元々のその年令の真っ直ぐな心があって、その一方で訓練された
(本人らも気づいてるか気づいてないかわからないけど自然に出るまで
に繰り返された)子役的な表現、これはやはりプロの側面なのかもと思う。

ももクロ(特にでこちゃん)だけにあって他のグループに無いもの。
容姿は(総選挙のような顔や性的なものやら)他のグループのほうが上なのだけど、訓練されたプロの部分、ダンスだけでなく内面のコントロールの部分(例えばいっこく堂は自分を客観視する観点があるらしいのだけど、なんとなく子役が自分の感情のままでなく演じるときの)、これは実は他の人に追いつけないのかもしれないような気がしてきた。

たとえば、女性のアイドル点数を男性の強い点数に置き換えたとしたら、他の大型グループは高校のクラスで柔道やスポーツの出来る体格のいい子を持ってきた。ももクロの場合は小学校からプロのジムでキックボクシング
を何戦もやってる子(一見ひょろひょろ)。見た目は前者のほうが強そうで、容姿で強そうな人を選ぶ「総選挙」では前者に多くの票が集まる。でも実際にリングの上で戦ったら(ライブ)、後者の方が完璧にプロで、前者は足元にも及ばない。後者は家庭環境も同意の上で将来のプロとして爪を磨いてきたから。昔あった子役の「あっぱれさんま大先生」毎回なぜか面白かったけど、前者が同じようにバラエティやってもなかなかそこまでになれない。実は(表には絶対見せない)裏の訓練の積み重ねが必要なのかもしれない。

運営側から見ると、実は「戦国時代」「アイドルの頂点」は、こちら(訓練されたプロ)の方が「ガチで面白くていいもの」、「人の心を揺さぶるもの」が出来る(あちらには出来ない)というのを確信しているのかもしれない。格闘技でグレイシー柔術が出てきたとき、ボクシング側は本人も観客も、常識的に
「こちらが勝つに決まっている」と思っていた。一方で柔術側は「勝てるよ」と確信していた。いざ試合をしてみて、ボクシング側はなぜ負ける(負けた)のかも分からない。

純粋な心、前向きな気持ち、これは他のグループの子も持ってるのかも
しれない、でもそれを大舞台で、真っ直ぐに伝えて相手の心の向こうに突き抜けること、これは、心技体(意識・無意識のコントロール)までが揃って
初めてできることなのかもしれない。
紅白の新人の挨拶でそれが出来たのはでこちゃんだけだったし、YouTubeの映像で涙が出たのはももクロだけだった。

アイドルグループ間の一騎打ちになったとして、初めは「こんな少人数で勝てるのか(グループやファンの数に勝れるか)」と思ってたけど、紅白の挨拶やYouTubeを考えると、これは誰も勝てないかもと思ってきた。それは「見る人の心の向こうに突き抜ける武器」を磨いてきた人は他の歌手にもプロデューサにもいなかっただろうから。

よく言われているTIF2010の映像。声、表情、真っ直ぐに突き抜けてくる。

URL | 輝けでこちゃん #-

2013/02/12 21:38 * 編集 *

輝けでこちゃんさんへ

コメントありがとうございます!

> ってほんと凄いですね。ハードを提供した人(ももクロへ作詞作曲した人)、
> それを歌うももクロ。

僕は「いつか来る悲しみならちゃんと来るかわからない」というところが好きです。
2011年の夏頃書いた詞だそうです。震災のあとにあれが書けるのはすごいです。


> 今、「ももクロ」、アイドルとメカ、プロレス、Z戦争、それらはkマネージャーらの趣味だと思うのだけれど、なんかでこちゃんだったら、世界平和をやらかしてくれそうな気が。

僕はそろそろももクロがアニメ化すると思ってます(笑)。
本人が声をやって戦隊もので。グダグダありです!
当然主題歌も挿入歌もももクロ!
これはアニメ界が激震します!


> 心の中に、まずあの笑顔のような感情があって、その感情から降りてくる言葉を紡ぎながら表現しているように見える。

これらについては同人誌で百田夏菜子論を書いてくださる方がいろいろ展開してます!
もし機会があればぜひ!


> 実は(表には絶対見せない)裏の訓練の積み重ねが必要なのかもしれない。

やはり数百に及ぶ実践経験が活きてますよね。
あのクソ度胸は才能だけでは説明つきません。


> アイドルグループ間の一騎打ちになったとして、初めは「こんな少人数で勝てるのか(グループやファンの数に勝れるか)」と思ってたけど、紅白の挨拶やYouTubeを考えると、これは誰も勝てないかもと思ってきた。それは「見る人の心の向こうに突き抜ける武器」を磨いてきた人は他の歌手にもプロデューサにもいなかっただろうから。


やはり武道と同じで礼儀って大事ですね。
ももクロは無軌道に見えて挨拶がきっちりしていて、しかも毎回自己紹介をします。
名を名乗り礼をする。
この徹底っぷりは結構重要な気がします。

URL | さかもと #-

2013/02/13 21:37 * 編集 *

さかもと様

お世話になります。城ホール前に息子に子供祭りDVDを観せた所体操コーナーでのでんぐりがえし、夏菜子の身体能力に惹かれ彩夏より推し変いたしました(笑) 最近宇宙交響での赤く光るアンタレスが あなたがいない 他界してくれるな と聞こえ解釈してしまいどうやら重症のようです(笑)なお燃える夏菜子の赤よりARBを想起しました。労働とは?現代社会に対しての警告のメッセージ。音楽産業、ディレクターの飼い犬にならず世間にROCKを伝えようとした。レコード会社には100人のライブハウスを埋めれれば10000人規模まで拡大出来る理論が存るというのをどこかで読みましたがMCZはそれを軽く凌駕超越したものだと考えます。僕らの音楽を拝見し改めて素晴らしいと確信。全力少女に後押しされ全力中年でしょうか(笑)いつもながら脱線しますがEBIにROCKを感じ真山に打ち抜かれました。その誇りで春を照せ!

URL | nkks #-

2013/03/29 03:14 * 編集 *

nkksさんへ

コメントありがとうございます!


> お世話になります。城ホール前に息子に子供祭りDVDを観せた所体操コーナーでのでんぐりがえし、夏菜子の身体能力に惹かれ彩夏より推し変いたしました(笑)


推し変早いですね(笑)。
まぁ基本的にみんな推していけばいいんですよ。
同人誌には百田夏菜子論が載ってますのでぜひお読みください!


> いつもながら脱線しますがEBIにROCKを感じ真山に打ち抜かれました。その誇りで春を照せ!


りかちゃん推しなんですね。
僕はあやかちゃん、りななん、ぁぃぁぃ推しです!

URL | さかもと #-

2013/04/02 05:08 * 編集 *

百田夏菜子や世界観の凄さ

ももクロは凄いと思う。
人と人との関係、世の中に、戦争や自国の
国益を有利にするための交渉、

全て、「第3者」の「理性によるポジション争い」

現在の百田夏菜子のブログ
>磁石ごっことか言ってペタペタくっついてくるあーりん

ももクロは、それを、「第2者」の「感情による関係」に持っていく。

特に、百田夏菜子さんは、それを、当たり前のように。まるで空気のように当たり前に。

凄い。
世の中、大脳や理性の欲望が肥大して社会も国家もおかしく
なっている。今一度、元に戻すにはどうすればいいのか。欲望を抑え、共同をどうするのか。

ももクロは、すでに軽く飛び越えてしまっているように見える。


ももクロに楽曲を提供するアーティストの作詞
(仮想ディストピア、その他多々)

「世界が感情を取り戻す」・・・(!)

不思議と、ももクロのことを考えると、

楽曲いいなー → メンバーの個性面白いな― 
→ スタッフ、アーティスト、がっちり固めてるなー
→ メンバーの人間関係、楽しそう・・・これって凄いんでは?
→ 人と人の問題、共同体、社会、国、・・・

どういうわけか、そういうことをふと考えてしまう。

スタッフが、曲やビデオに、戦闘もの→宇宙の広がりや、瓦礫からの復興や、生命、生物の誕生・再生や、・・・色んな要素を、たった2枚のアルバムに、あれだけよく交じり合わせながらブレずに創りあげられてこれたなあと。

URL | 赤推し→緑推し #-

2013/06/15 18:55 * 編集 *

赤推し→緑推しさんへ

コメントありがとうございます!


> 世の中、大脳や理性の欲望が肥大して社会も国家もおかしく
> なっている。今一度、元に戻すにはどうすればいいのか。欲望を抑え、共同をどうするのか。
>
> ももクロは、すでに軽く飛び越えてしまっているように見える。


スタッフなどの話を見ると、夏菜子ちゃんは天性の才能で場を和ませているみたいですね。
さらに彼女自身もリーダーとしての自覚もあるでしょうし。
あと演出家佐々木さんや川上さんが事あるごと夏菜子ちゃんに締めコメントを振るのもこういった部分の成長を助けているかなと思っています。


> スタッフが、曲やビデオに、戦闘もの→宇宙の広がりや、瓦礫からの復興や、生命、生物の誕生・再生や、・・・色んな要素を、たった2枚のアルバムに、あれだけよく交じり合わせながらブレずに創りあげられてこれたなあと。


これらについてはももクロ論壇第2弾の僕の原稿にて書いていくのでお楽しみに!(笑)。

URL | さかもと #-

2013/06/18 04:10 * 編集 *

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